野村周平&二階堂ふみ、『日々ロック』公開をロックな鏡開きで祝福!
23日、映画『日々ロック』公開記念舞台あいさつが都内にて行われ、野村周平、二階堂ふみ、竹中直人、岡本啓佑(黒猫チェルシー )、The SALOVERS(古舘佑太郎、藤川雄太、藤井清也、小林亮平)、落合モトキ、喜多陽子、入江悠監督が登壇した。野村らはロックな鏡開きとウィスキーのロックで乾杯し、本作の公開を祝福した。
野村周平&二階堂ふみ、『日々ロック』公開をロックな 画像ギャラリー
本作は、ロックを愛する心だけは誰にも負けないヘタレロッカー・日々沼拓郎(野村)と、大きな秘密を抱えたカリスマ的人気を誇るデジタル系トップアイドル・宇田川咲(二階堂)の出会いが巻き起こす“最高の奇跡”を描いた、爆音ロックエンターテイメント。
全裸でギターを抱え、汗まみれで絶叫するという強烈なキャラクターを体当たりで演じた野村だが、撮影中は入江監督から一切褒められることはなかったという。そんな入江監督がサプライズで感謝の言葉を綴ったノートを読み上げると、野村は感無量の表情。当初、「手足が長くて顔が小さくて、モテそうなヤツ」という印象の野村に対して、入江監督は「ちょっとムカつく」と思ったそうだが、オーディション時、狭い会議室で裸で歌い狂う姿を見て、「寡黙な中に秘めた熱さ、役者としての覚悟、原作漫画に対するリスペクトを感じ、野村周平にかけようと思った」と当時を振り返った。また、「主演として起用している時点で信頼しているが、今回の撮影で、イケメン俳優の素質をすべて捨てて、地べたを這うような汚らしい主役をやり切ったことが素晴らしい」と大絶賛し、「今しか言えませんが、有り難うございます」と締めくくった。
入江監督の言葉に耳を傾けていた野村は「やっと褒められて背中がムズムズします」と照れ笑い。撮影中はあまり話ができなかったそうで、監督の思いを知らされた野村は感極まり「僕も好きです! 好きです…。本当にありがとうございました」と感謝と愛情を示した。
その後、日々沼の顔がプリントされた“ロックバカ酒樽”が登場すると、竹中や二階堂をはじめ、キャスト陣は観客を忘れてスマホで撮影するなど大盛り上がり。そして、「日々ロック! 大ヒット!」とシャウトし鏡開きを行い、続けてウィスキーのグラスを持ってフォトセッションを行い、本作の公開を祝福した。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『日々ロック』は公開中