『ボーン・アルティメイタム』のポール・グリーングラス監督、ジョージ・オーウェルの小説「1984年」を映画化へ
映画『ボーン・スプレマシー』と『ボーン・アルティメイタム』のジェイソン・ボーンシリーズや、映画『キャプテン・フィリップス』のポール・グリーングラス監督が、ジョージ・オーウェルの小説「1984年」の映画化の監督に抜てきされたとDeadline.comが報じた。
1949年に出版されたオーウェルの小説「1984年」は、政府が人々の生活を支配し、過去までを改ざんする近未来を舞台に、現体制に疑問を抱き禁じられた日記を書き続ける男性ウィンストン・スミスを通じ、ゆがんだ社会をやゆして描写した作品。1956年にはマイケル・アンダーソン監督が、1984年にはマイケル・ラドフォード監督、ジョン・ハート主演で映画化されている。
新版「1984年」は、ソニー製作、グリーングラス監督とは『キャプテン・フィリップス』で組んでいるスコット・ルーディンがプロデュースを手掛ける。
グリーングラスは、2016年公開予定、タイトル未定のジェイソン・ボーンシリーズの新作のメガホンを取ることにも決まっている。また、キング牧師を描く映画『メンフィス(原題) / Memphis』の監督にも決まっており、製作準備が進められているところだ。(鯨岡孝子)