『寄生獣』染谷将太“ミギーロス”告白!グッズを大人買い
映画『寄生獣』の初日舞台あいさつが29日、TOHOシネマズ スカラ座で行われ、染谷将太、深津絵里、橋本愛、東出昌大、余貴美子、山崎貴監督らが出席した。
1990年代に一世を風靡(ふうび)した岩明均の人気コミックを実写化した本作。満員の観客を目の当たりにした山崎監督は「今日は劇場にどれくらいお客さんが入っているのか心配だった。昨日の夜はネットでいろいろな劇場の座席表を見たりして、まずいなと思いながらも朝の5時くらいまでずっと見ていた。今が一番眠いです」と語る。
一方、主演の染谷は「本当に長い戦いだったので、今日は幸せ」と笑顔。右手に寄生したミギーを想像しながら、5か月以上にわたって一人芝居を続けてきたこともあって、「撮影が終わった途端にミギーロスになった。ミギーってかわいいじゃないですか。ネットにミギーグッズ大人買いセットがあったんで、おもちゃを買い占めちゃいました。映画の主演もやったんだからもらえよと思いましたけど、お願いするよりもクリックを選びました」と明かしていた。
そんな染谷の母親役を務めた余は「染谷君とは親子の役は2度目。とても小さい頃にご一緒しましたけど、今回も相変わらず不敵な笑みを浮かべていてね」と切り出すと、「あちらの東出さんや橋本さんも、(以前)わたしの子供として共演しましたけど、3人とも何を考えているかわからない。だからキャストの名前を見て、ちょっと人間離れしたところがパラサイトにぴったりと思った」と冗談交じりにコメント。さらに「橋本さん(の演じる村野里美)はパラサイトじゃない」という周りからのツッコみに笑いつつ、「わたしもパラサイト人生が長かった。たにしのように人についていきましたから」と付け加えると、会場は笑いに包まれた。
後編となる『寄生獣 完結編』は来年4月公開予定。「CGは何もできていない。『完結編』の予告編に映像が入っていましたけど、(完成しているのは)あれだけ」と暴露した山崎監督は、「監督、楽しみにしていますね」と呼び掛ける染谷を筆頭に、出演者、司会者、そして観客などからの「早く続編を観たい」というプレッシャーを全身に感じたのか、苦笑いを浮かべつつ、「楽しみにしてください」と気合を入れ直していた。(取材・文:壬生智裕)
映画『寄生獣』は全国公開中