菅原文太さん死去に芸能界から追悼続々…池上季実子、宇梶剛士、浅野忠信ら
俳優の菅原文太さんが11月28日、転移性肝がんによる肝不全のため死去したという知らせを受け、過去に共演した俳優など、芸能界から追悼の言葉が続々と寄せられている。
菅原さんと映画『太陽を盗んだ男』で共演した池上季実子は、ショックを隠し切れない様子。自身のブログで「なんと言う事でしょう……」と切り出すと、「3日間徹夜なんて言う撮影の中、待ち時間に文太さんから、いっぱい質問攻めにあった事を思い出します」と『太陽を盗んだ男』撮影当時の菅原さんとの思い出を振り返り、「画面の中の激しいキャラクターとは別に、穏やかなやさしい先輩でした。心から、御冥福をお祈り致します」と追悼の言葉をつづっている。
また、菅原さんを「おやじ」と呼ぶほど慕っている宇梶剛士もツイッターを更新。「今日は東映撮影所で撮影をしています。18歳のなかばすぎに親父について東映撮影所に来たことを思いだしていました」と過去を振り返り、「菅原文太という人は、いつでも弱き者の味方でした」とその人柄に触れた。
映画『わたしのグランパ』で共演した浅野忠信も「菅原文太さん。撮影で一緒に過ごした時間がとても楽しかったです。ありがとうございました。心からご冥福をお祈りします」という言葉とともに菅原さんの写真をツイッターに投稿し、名優をしのんでいる。
そして、訃報を受けた須藤理彩はツイッターで「15年程前『天涯の花』という作品で共演させて頂きました」と菅原さんとの共演に触れ、「山に籠り、約一月寝食を共にさせて頂き、毎夜夕食時に『リモコンは渡さない!』とプロ野球中継を独り占めして、してやったり顔の文太さんはあまりにもお茶目で、意外だったことを思い出します。御冥福をお祈り致します」と菅原さんの意外な一面を明かした。このほか、エキストラとして参加したNHK大河ドラマ「獅子の時代」で共演シーンがあったというクリス松村など、多くの人が昭和の偉大な俳優の死に沈痛な思いを抱いている。(引用部分は原文ママ)(編集部・吉田唯)