『ハンガー・ゲーム』新作がV2!2位は『ペンギンズ・オブ・マダガスカル』
全米ボックスオフィス考
先週末(11月28日~11月30日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ジェニファー・ローレンス主演の大ヒットシリーズ最新作『ハンガー・ゲーム:モッキングジェイPart1(原題)』が興行収入5,697万2,599ドル(約62億6,698万5,890円)を記録し、断トツでのV2を飾った。(数字はBox Office Mojo調べ、1ドル110円計算)
『ハンガー・ゲーム:モッキングジェイPart1(原題)』の累計興収は、公開2週目にして2億2,568万904ドル(約248億2,489万9,440円)に到達。2014年公開映画の興収ランキングでは『猿の惑星:新世紀(ライジング)』『アメイジング・スパイダーマン2』『GODZILLA ゴジラ』などを抜いて早くも7位にランクインしている。
初登場2位となったのは、人気アニメーション映画『マダガスカル』シリーズのスピンオフ『ザ・ペンギンズ・オブ・マダガスカル(原題) / The Penguins of Madagascar』で興収2,544万7,444ドル(約27億9,921万8,840円)。『マダガスカル2』と『マダガスカル3』のオープニング興収はいずれも6,000万ドル(約66億円)を超えていただけに物足りない数字だ。エリート集団ペンギンズがイケメンオオカミ(声:ベネディクト・カンバーバッチ)率いる秘密組織とタッグを組み、タコのデイブ(声:ジョン・マルコヴィッチ)に立ち向かうさまを描く。
R指定コメディー『モンスター上司』の続編『ホリブル・ボスィズ2(原題) / Horrible Bosses 2』も期待外れの5位デビュー。興収は1,545万7,418ドル(約17億31万5,980円)と前作の半分程度しか稼げなかった。
このほか、ベネディクト・カンバーバッチが数学者アラン・チューリングにふんした『ジ・イミテーション・ゲーム(原題) / The Imitation Game』が4館での限定公開ながら19位に初登場。今年公開の作品ではウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』に次いで1館あたりの興収が高い作品となった。ベネディクトのオスカー初ノミネートは確実視されている。
今週はリース・ウィザースプーン主演ドラマ『ワイルド(原題) / Wild』、『ミラーズ』の脚本家グレゴリー・ルヴァスールがメガホンを取ったホラー『ザ・ピラミッド(原題) / The Pyramid』が公開される。(編集部・市川遥)
11月28日~11月30日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『ハンガー・ゲーム:モッキングジェイPart1(原題)』
2(初)『ザ・ペンギンズ・オブ・マダガスカル(原題) / The Penguins of Madagascar』
3(2)『ベイマックス』
4(3)『インターステラー』
5(初)『ホリブル・ボスィズ2(原題) / Horrible Bosses 2』
6(4)『ダム・アンド・ダマー・トゥー(原題) / Dumb and Dumber To』
7(10)『セオリー・オブ・エブリシング(原題)』
8(5)『ゴーン・ガール』
9(9)『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
10(7)『セイント・ビンセント(原題) / St. Vincent』