都庁爆撃!実写版「パトレイバー」劇場版タイトルは『首都決戦』!
来年5月に公開される実写版「機動警察パトレイバー」長編劇場版の正式タイトルが『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』に決定した。発表に合わせて、武装ヘリとイングラムによる壮絶なバトルや、東京都庁が爆撃される衝撃的なカットを収めた特報映像が公開された。
人間型作業機械レイバーを使用した犯罪を取り締まる「特車二課第二小隊」3代目隊員たちの活躍を描く同シリーズ。今年4月から全12話を7章に分けて順次劇場上映しており、長編劇場版は、この一大プロジェクトを締めくくる一本として、監督・脚本の押井守によって現在も制作が進められている。
劇中では、1,000万人の東京都民を人質に首都・東京をじゅうりんするテロリスト集団と特車二課のメンバーたちが対峙(たいじ)。「平和が日常となったわれわれの上空で、見えない脅威は、そのときを待っていた」という不穏なナレーションで始まる特報では、熱光学迷彩を備えた武装ヘリ「グレイゴースト」と98式イングラムの銃撃戦が展開する。これまで取り入れられていたコメディー要素が一切排除された映像からは、隊員たちが巻き込まれる事態の深刻さが伝わってくるようだ。
押井監督による脚本には、現実の国際政治上も緊張状態の続く東アジア情勢に関する情報が盛り込まれているといい、われわれの暮らす現代社会を色濃く反映した物語にも期待したいところ。「パトレイバー」ならではの、リアリティーあふれるロボットアクション映画の誕生を予感させる。(編集部・入倉功一)
映画『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』は2015年5月1日より新宿ピカデリーほか全国公開