18歳・小松菜奈、“人類一の美しさ”と絶賛される！
賛否両論を呼んだ映画『渇き。』のブルーレイ＆DVD発売記念イベントが5日、東京・渋谷にて行われ、ヒロインを務めた女優・小松菜奈がクリスマスを意識したキュートなファッションで登場。「サンタさんの女の子バージョン」とうれしそうに語った小松は、終始にこやかな表情で撮影当時の思い出を振り返った。
本作は、第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生の小説「果てしなき渇き」を、『告白』の鬼才・中島哲也監督が映画化した衝撃作。この日は、本編とともにソフトに収録されているメイキング『私はわたしを探しています』も上映され、同作のメガホンを取った山戸結希監督も登壇した。
改めてメイキング映像を観た小松は、「懐かしいですね、時間が経つのがあっという間。当時がよみがえりますね」としみじみ。山梨県で撮影が行われたことも、思い出に残る体験だったといい「地元は特別な場所、すごくリラックスしながら『渇き。』の話をしていることが不思議な感じだった」と述懐する。
メイキング映像には、地元の名産品に目がない姿も映し出されているが、「ぶどう、ほうとう、白玉……ずっと食べていましたね」と小松が明かすと、山戸監督が「これは事前に小松さんの好物をリサーチして調達した」と告白。「小松さんの中の二面性というか、『渇き。』とは違った、田舎の純朴ないい子の部分を引き出したかった」と意図を語った。
そんな山戸監督はメイキングを通して感じた小松を「あの中島監督の演出を前にして、物おじせず、堂々としている姿がすごくかっこよかった。若いけれど、プロ意識の高い女優。撮影を通して見た人類の中で、一番美しい！」と絶賛した。
ブルーレイとDVDには特典映像に加えサントラCDも封入されるが、小松の一番のお気に入り曲は、アイドルグループでんぱ組.incの「でんでんぱっしょん」だという。「この曲を聞くと『渇き。』を思い出しますね。YouTubeでもよく観ています」と同年代のアイドルに共感する18歳の素顔をのぞかせた。（取材：坂田正樹）
映画『渇き。』ブルーレイ＆DVDは12月19日発売（TSUTAYAで先行レンタル中）