「NARUTO」ボルトの新劇場版、来夏公開決定!
「NARUTO 新時代開幕プロジェクト」として2015年8月、ナルトとヒナタの息子・ボルトを主人公にした劇場版映画(タイトル等未定)が公開されることが6日、原作者の岸本斉史から発表され、映画『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』初日舞台あいさつが行われた新宿バルト9は大歓声に包まれた。
この日は岸本のほか、竹内順子、中村千絵、日野聡、水樹奈々、井上和彦、福山潤、そして小林常夫監督が勢ぞろいする中、製作総指揮を務めることとなっている岸本は「いま必死にボルトのストーリーを考えています」と2015年夏に公開される劇場版映画への思いを語る。すでに、本編の最後に予告が流れたが、詳細が明らかになると、朝早くから集まったファンから大きな拍手が巻き起こった。
11月10日発売の「週刊少年ジャンプ」で、15年の連載に幕を下ろした大ヒット漫画「NARUTO-ナルト-」。同時に劇場版も“THE LAST”と銘打たれているが、この発表に竹内は「わたしも全く情報がない状態で、どんな作品になるのか想像できない。でもとても楽しみ」と笑顔を見せると、水樹も「ヒナタはかなり強いタイプのお母さんになるっぽいので、子供の成長を見守る母親になるのかなって、いろいろな想像をしながら楽しみにしています」と期待を口にした。
本作では、ナルトとヒナタの恋愛模様やキスシーンが話題になっているが、水樹は「最初に台本を読んだ時『キスする二人』って書かれていて、何かの間違いかと思った」と収録を振り返ると「竹内さんとどんな距離感で収録したらいいのかって悩みましたが、勇気を出して演じました」と告白。竹内と照れくさそうに見つめあうシーンに場内は大きな歓声に包まれた。
本作は、原作には描かれなかった699話と700話の間の物語を、原作者の岸本がキャラクターデザインおよびストーリーの総監修を務めた話題作。アメリカ、オーストラリア、台湾、香港、マレーシア、ロシアなど12の国と地域での公開が決定している。小林監督は「スタッフみんなで1カット1カット良くしようと紡いだ映画です」と熱い胸の内を語った。(磯部正和)
映画『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』は全国東宝系にて公開中