杏が吹き替え声優初挑戦!ハリウッド大作で預言者モーゼを支える妻役
女優の杏が、リドリー・スコット監督のハリウッド大作『エクソダス:神と王』で日本語吹き替え声優に初挑戦したことがわかった。全話平均視聴率22.4%を記録したNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」でも良妻にふんした杏が、今回はクリスチャン・ベイル演じる預言者モーゼを献身的に支え、40万人の民を救うために旅立ったモーゼを信じて待ち続ける芯の強い女性ツィポラ(マリア・バルベルデ)を熱演。杏は「声のお仕事にはもともと非常に興味がありましたので、自分としては初めての試みですがぜひチャレンジしてみたいと思い、オファーをお引き受けしました」と新たな挑戦について語っている。
本作は、旧約聖書「出エジプト記」に記されている“10の奇跡”は史実であるという視点に立ち、最新の視覚効果と3D技術を駆使し、スコット監督作史上最大の予算を投じて製作されたアドベンチャー大作。杏の国民的女優としての清廉で風格を感じさせるイメージが、3,300年にわたって語り継がれる伝説的英雄モーゼの妻役にぴったりであるとして今回の起用が決まった。
杏は、兄弟同然に育てられたエジプト王・ラムセス(ジョエル・エドガートン)に反旗を翻し、40万人のヘブライの民を救うため“約束の地”を求める長い旅に出るモーゼについて「他者のために無私の心を持つモーゼはとても強く聡明で素晴らしい男性だと思います。一人の男性として、頼もしさを感じました」とコメント。「ただ、(妻である)わたしを置いていってしまうのは困りますね」と笑いながら続けた。
作品ついては「これまでのモーゼに対するイメージを覆す、新たなモーゼ像を描いているので、彼の物語にあまりなじみのない人であっても、エンターテインメントとして楽しめる作品になっています」と明かし、「音も映像も本当に素晴らしかったので、ぜひこの重量感を楽しんでほしいです。わたしが演じた妻ツィポラとモーゼの夫婦の絆も見どころの一つです」とアピールしている。杏がどのように声で紀元前1300年のエジプトの良妻を体現したのか注目だ。(編集部・市川遥)
映画『エクソダス:神と王』は2015年1月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開