間寛平、芸人引退否定！「絶対やめへん」

　お笑い芸人の間寛平が24日、東京・明治座で行われた「東京グランド花月」公演終了後の囲み取材に出席し、自身の引退について否定した。この日は辻本茂雄、山田花子も参加した。

　よしもとの看板寄席「グランド花月」の東京初上陸となった公演を終えた間は、報道陣からの体調を心配する声に「絶好調です。ずっと木に登っているから大丈夫」と謎のアピール。「誰がモンキーやねん」のギャグを得意とする間なだけに、周囲の半信半疑な様子を察したのか、「木（登り）っていうのは、なかなか難しいんやで。頭も使うし、体力も使うし……」と解説を始めようとすると、辻本は「誰も聞きたないわ！」とピシャリ。会場の笑いを誘った。

　近年、芸人引退をほのめかすコメントがちらほら見受けられる間だが、その問いには「まだまだです」とキッパリ。「絶対やめへんで。まだまだやらないといけないことをいろいろと考えていますから。とりあえず木に登らないといけないからね」と情熱は燃え尽きていない様子で、辻本も「もし引退するなら、（そのときは）『引退公演』というでしょ」と一笑に付していた。

　本公演は、よしもと100年の歴史に裏付けられた「グランド花月」初の東京公演。間のアドリブがさえわたった初日公演を振り返った辻本は「（出演者）みんながあたふたしていた。強引に笑いを振り込んでくるなと。僕もじじい役をやりますが、（間のように周りに）あんなに迷惑はかけない。60分の予定が74分になっていましたからね」とあきれた様子を見せつつ「関西と関東、笑いどころも一緒。むしろ関東の方が笑ってくれるかもしれない。最近は深夜で新喜劇が放送されているので、東京でも反応がいい。もっと東京の方にも新喜劇の良さを知ってもらいたい」とご機嫌だった。（取材・文：壬生智裕）

「東京グランド花月」は12月25日に明治座で上演（11時、15時の2回公演）