リーアム・ニーソン、スーパーダディーから神父に!
人気アクションシリーズ『96時間』で元CIA工作員の“スーパーダディー” ブライアン・ミルズを演じ続けてきたリーアム・ニーソンが、最終章『96時間/レクイエム』の公開を前にインタビューに応じた。
本作は、前作『96時間/リベンジ』で復縁に向かうかとも思われた元妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)が殺害され、その容疑者としてブライアンが追われるというショッキングな展開で幕を開ける。
リーアムはシリーズを共に演じてきたメインキャラクターの死について、「話の組み立て上、しょうがないよね。『96時間/リベンジ』から続けるには、何か深刻なことでなくてはいけない」とコメント。「でも、ここであまりストーリーを明かしたくはないな。ミステリーの部分を残しておきたいから。まあ、予告編でわかっちゃうんだけどね。『おおっ、彼女、死んじゃったよ!』とか、映画を観る前から、だいぶ知られちゃうんだから(笑)」と冗談めかしながらも、予告編が映画を観る楽しみを損なうことに不満げだった。
日本のファンにとっては待ちに待たれたマーティン・スコセッシ監督による「沈黙」(遠藤周作著)の映画化作品『サイレンス(原題)/ Silence』の撮影を控えているリーアム。「台湾での撮影が1月から始まるのだったかな。僕が行くのは3月だけど、楽しみだよ」という。リーアムが演じるのはポルトガル人の神父で、原作では強要され信仰を捨ててしまうことになるが、「違うかもよ」といたずらっぽく笑う。「映画は違うものだからね」とこちらではミステリーを残した。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)
映画『96時間/レクイエム』は1月9日よりTOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開