映画の話がいくらでもできる幸せ!大盛況の「映画ファン大忘年会2014」に潜入!
映画好き同士が直接交流することを目的としたイベント「映画ファン大忘年会2014」が27日、都内で行われ、映画を愛する、さまざまな職業や年齢の男女およそ110名が集合した。
同イベントは、参加者が映画に関連したプレゼンテーションを披露する「映画について語ろう会」(柏木雄介氏主催)と、参加者同士が映画の話を楽しむことが目的の「映画ファンの集い」(柳下修平氏主催)という、2つの映画イベントが合同で行うもの。今回が初開催となるが、実績のある主催者同士が手を組んでいるだけに進行はスムーズだ。
会場のテーブルには「ハッピーエンド映画」「インターステラー」「ジブリ」「古き好き名作映画」など、さまざまな「お題」ポップが置かれ、各々が語りたいテーマのテーブルに着席。参加者のニックネームやツイッターアカウント、好きな映画などを記載した資料が配布され、首から下げた名札と照らし合わせて、自己紹介ができる工夫がなされている。
両主催によるあいさつの後、まずは柳下氏が今年の映画界を総括するプレゼンを披露。的確な分析の中に、映画好きならではの笑いをふんだんに盛り込んだトークで、「語ろう会」「映画ファンの集い」の常連だけでなく、初参加者も多い会場を沸かせる。その後は代表者が「映画の未来」をテーマにプレゼンを展開。野外映画フェスの実績と魅力を語った「夜空と交差する森の映画祭」主催の佐藤大輔氏、移動映画館でカンボジアに映画を届ける運動を行っている山下氏などテーマは多岐にわたり、どの話にも真剣に聞き入りメモを取る参加者の姿が印象的だった。
その後は、マーベルコミックス派とDCコミックス派が激論を繰り広げたりと、どのテーブルも映画談義に大盛り上がり。誰一人会話からあぶれることがなく、いくらでも映画の話をしていい空間ですごす中で、参加者たちのフラストレーションが解消されていくようだ。最初は4人からスタートしたという「語ろう会」の柏木氏は、この盛り上がりに「将来的にはいろいろなニーズに応じて、少人数の映画イベントから大規模なものまで、人々をつなげることができれば」と顔を輝かせた。
最後には、映画好きのツボをついた高難易度のテーブル対抗クイズ大会も行われ、景品にはワーナー・ブラザースやパラマウントから提供を受けた劇場ポスターやパンフレットなどが。大盛り上がりの中でイベントは幕を閉じた。今後も定期開催の「映画について語ろう会」「映画ファンの集い」はもちろん、合同イベントも再び開催する意向ということで、映画を観て、語ることの楽しみが、さらに広がっていくことを期待させた。(編集部・入倉功一)
「映画ファンの集い」は2015年2月28日に都内にて開催(定員100名)