『ナイト ミュージアム』最終章の日本版予告公開!テーマは父と息子の関係
シリーズ第3弾にして最終章となる映画『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』の日本版予告編が公開され、ユーモラスな掛け合いや迫力のアドベンチャーに加え、夜警ラリー(ベン・スティラー)と高校生になった息子ニックの関係が重点的に描かれていることが明らかになった。
『ナイト ミュージアム』シリーズは、真夜中に動き出す展示物とラリーが巻き起こす騒動を活写したファンタジーコメディー。本作では、展示物に命を吹き込む魔法の石版の魔力が消えかかっていることを知ったラリーが、仲間たち、そして息子ニックと共に、秘密を解く鍵があるロンドンの大英博物館に乗り込んでいく。
第1弾からメガホンを取ってきたショーン・レヴィ監督は、「『ナイト ミュージアム』は父と息子を描いた映画であり、同時にスケールの大きい冒険でもあった。本作では父と息子のテーマを支柱に、第1作が持っていたものに立ち返ることを目指したんだ」と明かし、「そして、“別れ”というコンセプトがさまざまな場所で展開されるんだ。変化を受け入れ、愛していたものと別れることの難しさを描いているんだよ」と続ける。
“父と息子”の関係はラリーとニックだけでなく、ラリーと“テディ”ことセオドア・ルーズベルト大統領(ロビン・ウィリアムズさん)の関係にも当てはまる。昨年8月に死去したロビンさんも生前「テディはいつもラリーを息子として見ていて、貴重な助言をするが、同時に『わたしの助言は必要ない。おまえは一人前だし、成功したんだから』とも言う。ラリーとテディは、シリーズを通して父と息子のような関係だ」と語っていた。
また「状況が現実離れすればするほど、映画をできるだけ現実に基づかせることが大切だ」と言うレヴィ監督は、前2作よりも多くのシーンを実際の博物館で撮影。ロンドンのトラファルガー広場を一晩閉鎖して撮影されたシーンや、膨大な時間をかけたというエッシャーのだまし絵のシーンも見逃せない。(編集部・市川遥)
映画『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』は3月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開