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LiLiCo、“パーティー葬”を希望

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理想の葬式について語ったLiLiCo
理想の葬式について語ったLiLiCo

 映画コメンテーターのLiLiCoが9日、渋谷の映画美学校で行われた、映画『おみおくりの作法』トークイベントに出席した。タイトルにある“おみおくり”とは“弔い”のこと。LiLiCoは自身の葬式について、「パーリー(party)してほしい。わたしの貯金で飲んで騒いで、面白い奴だったなと話してくれたらいいな」と希望を述べた。

映画『おみおくりの作法』フォトギャラリー

 LiLiCoは「いつ亡くなっても悔いのないように毎日を生きている。このパワーなら120歳くらいまで生きられるような気がしている(笑)」とポジティブに語るが、いつか訪れる自身の“おみおくり”の日については「誰が来るのかなってすごい考えますね」と心境を吐露。

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 94歳で亡くなった祖母が「みんなにありがとうを言いたい」と生前葬を行ったことや、棺を運び出すときは祖母の言いつけ通り、手を合わせずに「立派に生きた」と大拍手で送り出したことを明かし、「それがすごいかっこよかった」としみじみ。そんな思い出もあってか、「もし、わたしが起きられなかったら、パーリーしてほしいってみんなに言っています」と清々しい笑顔を見せた。

 そして、本作については「早くも2015年のベストを観ちゃったかなという印象」「ボロボロ泣きました」「人生に役立つヒントを運んでくれる映画」と大絶賛。しかし、お盆やお正月にお墓参りをする日本の風習を引き合いに出し、故人をしのぶという最も日本人らしい考えと精神があふれている本作は「日本人が作るべき映画だった。日本の監督と役者で作りたかったですね」と悔しさもにじませていた。

 本作は、孤独死した人を弔う、ロンドン市の民生係ジョン・メイが、故人の人生をひもとく旅を通して、出会うはずのなかった人々と出会い、新たな人生を歩み出す物語。丁寧に温かく死者と向き合う主人公の姿と、思いがけないラストシーンに胸を打たれる感動作。(取材・文:鶴見菜美子)

映画『おみおくりの作法』は1月24日よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開

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