前田敦子、風俗嬢役「ぴったり?」発言に動揺
女優の前田敦子が15日、都内で行われたWOWOWドラマ「翳りゆく夏」の舞台あいさつに登壇した。本ドラマで風俗嬢を演じる前田が主演の渡部篤郎から絶賛されると、共演の橋爪功が「風俗嬢にぴったりだったってこと?」と発言し、前田を驚かせる一幕もあった。
同作は、江戸川乱歩賞を受賞した赤井三尋の同名小説のドラマ化作品。20年前の未解決新生児誘拐事件を追う元敏腕記者(渡部)が、封印された真実に迫るさまを描くノンストップ・サスペンスだ。
誘拐事件の唯一の目撃者であり、物語の裏テーマを表現したという風俗嬢にふんした前田は、「すごく難しい役をやらせていただけた」と感慨深げ。「現場で監督と渡部さんが引っ張ってくださったので、ついて行っただけです」と謙遜(けんそん)したが、渡部は「過去が描かれていない役なのに、心のひだとかを何も説明しなくても声とか目の動きだけでステキに表現していて、ちょっとびっくりした。逆に僕がついて行った感じ」と絶賛。波多野貴文監督も「存在感が強い方」と賛辞を贈った。
そんなやり取りを聞いていた橋爪から、「(役が)ぴったりだったってことは、風俗嬢にぴったりだったってこと?」と横やりが入ると、前田は衝撃的な発言に「なんでですか!?」と驚くと共に、「良い感じに褒めていただいたのに」としょんぼり。とはいえ、橋爪は前田との共演を楽しみにしていたそうで、現場では渡部と時任三郎にしか会えなかったことに、「がっかりしたというか、降りようかなと思ったくらい。でも、今日会えたので良かったです」と気持ちを伝え、前田を喜ばせていた。この日は板谷由夏も参加した。(取材・文:鶴見菜美子)
連続ドラマW「翳りゆく夏」は1月18日よりWOWOWでスタート(毎週日曜夜10時~、全5話、第1話無料放送)