最低映画を決めるラジー賞候補発表!『トランスフォーマー』が最多7部門!
昨年1年間における最低映画を選ぶラジー賞こと第35回ゴールデンラズベリー賞のノミネーションが発表され、マイケル・ベイ監督の大ヒットSFアクション最新作『トランスフォーマー/ロストエイジ』が最多7部門ノミネートを果たした。
すっかりラジー賞の常連となった『トランスフォーマー』シリーズは、今回も最低映画、最低監督、最低続編賞などにノミネートされ貫録を見せつけた。そのほか、『カーク・キャメロンズ・セイビング・クリスマス(原題) / Kirk Cameron's Saving Christmas』『ザ・ヘラクレス』が6部門、『テッド』のセス・マクファーレンが手掛けた『荒野はつらいよ~アリゾナより愛をこめて~』が5部門ノミネートで後を追う。
毎年恒例となった新部門では、ラジー賞を経験しながら、近年、大成功を収めたスターを称賛するカテゴリーを設立。ベン・アフレックやキアヌ・リーヴスが候補入りしている。また、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺を題材にしたコメディー映画『ジ・インタビュー(原題) / The Interview』も候補入りが有力視されていたが、「何でもハッキングできると思うなよ!」というラジー側の意向により、ノミネートはされなかった。
第35回ゴールデンラズベリー賞授賞式は、アカデミー賞授賞式の前日、現地時間2月21日に米ロサンゼルスで開催される。(編集部・入倉功一)
ノミネートは以下のとおり。
■最低映画賞
『カーク・キャメロンズ・セイビング・クリスマス(原題) / Kirk Cameron's Saving Christmas』
『レフト・ビハインド(原題) / Left Behind』
『ザ・ヘラクレス』
『ミュータント・タートルズ』
『トランスフォーマー/ロストエイジ』
■最低監督賞
マイケル・ベイ『トランスフォーマー/ロストエイジ』
ダーレン・ドーン『カーク・キャメロンズ・セイビング・クリスマス(原題)』
レニー・ハーリン『ザ・ヘラクレス』
ジョナサン・リーベスマン『ミュータント・タートルズ』
セス・マクファーレン『荒野はつらいよ ~アリゾナより愛をこめて~』
■最低男優賞
カーク・キャメロン『カーク・キャメロンズ・セイビング・クリスマス(原題)』
ニコラス・ケイジ『レフト・ビハインド(原題)』
ケラン・ラッツ『ザ・ヘラクレス』
セス・マクファーレン『荒野はつらいよ ~アリゾナより愛をこめて~』
アダム・サンドラー『子連れじゃダメかしら?』
■最低女優賞
ドリュー・バリモア『子連れじゃダメかしら?』
キャメロン・ディアス『ジ・アザー・ウーマン(原題) / The Other Woman』『セックス・テープ(原題) / Sex Tape』
メリッサ・マッカーシー『タミー(原題) / Tammy』
シャーリーズ・セロン『荒野はつらいよ ~アリゾナより愛をこめて~』
ガイア・ワイス『ザ・ヘラクレス』
■最低助演男優賞
メル・ギブソン『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』
ケルシー・グラマー『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』『トランスフォーマー/ロストエイジ』
シャキール・オニール『子連れじゃダメかしら?』
アーノルド・シュワルツェネッガー『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』
キーファー・サザーランド『ポンペイ』
■最低助演女優賞
キャメロン・ディアス『ANNIE/アニー』
ミーガン・フォックス『ミュータント・タートルズ』
ニコラ・ペルツ(マイケル・ベイの最新のお気に入り)『トランスフォーマー/ロストエイジ』
ブリジット・キャメロン『カーク・キャメロンズ・セイビング・クリスマス(原題)』
スーザン・サランドン『タミー(原題)』
■最低リメイク、パクリ、続編映画賞
『ANNIE/アニー』
『アトラス・シュラグド:パート 3(原題) / Atlas Shrugged: Part III』
『ザ・ヘラクレス』
『ミュータント・タートルズ』
『トランスフォーマー/ロストエイジ』
■最低脚本賞
『カーク・キャメロンズ・セイビング・クリスマス(原題)』
『レフト・ビハインド(原題)』
『セックス・テープ(原題)』
『ミュータント・タートルズ』
『トランスフォーマー/ロストエイジ』
■最低スクリーンコンボ賞
2組のロボット同士、俳優同士(もしくはロボット俳優同士)『トランスフォーマー/ロストエイジ』
カーク・キャメロンと彼のエゴ『カーク・キャメロンズ・セイビング・クリスマス(原題)』
キャメロン・ディアス&ジェイソン・シーゲル『セックス・テープ(原題)』
ケラン・ラッツ&彼の腹筋、胸筋、ケツの筋肉『ザ・ヘラクレス』
セス・マクファーレン&シャーリーズ・セロン『荒野はつらいよ ~アリゾナより愛をこめて~』
■ラジーレディーマー賞(ラジーの救い手賞)
ベン・アフレック(『ジーリ』から『アルゴ』『ゴーン・ガール』)
ジェニファー・アニストン(4度のラジー賞ノミネートから全米映画俳優組合賞にノミネートされた『ケーキ(原題) / Cake』に出演)
マイク・マイヤーズ(『愛の伝道師 ラブ・グル』から『スーパーメンシュ:ザ・レジェンド・オブ・シェップ・ゴードン(原題) / Supermensch: The Legend of Shep Gordon』を監督)
キアヌ・リーヴス(6度のラジー賞ノミネートから高評価を得た『ジョン・ウィック(原題) / John Wick』に出演)
クリステン・スチュワート(ラジー賞に6度輝いた『トワイライト』シリーズからアートシアター系でヒットした『キャンプ・エックスレイ(原題) / Camp X-Ray』に出演)
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