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アカデミー賞、ソニー日本人技術者が科学工学賞

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ソニーが開発した業務用HD有機ELモニター(画像はオフィシャルより提供)
ソニーが開発した業務用HD有機ELモニター(画像はオフィシャルより提供)

 米映画芸術科学アカデミーは、映画業界に貢献した技術や技術者に贈るアカデミー科学技術賞の受賞者リストを13日(現地時間)に発表。業務用有機ELマスターモニターの開発に携わったソニーの技術者に、科学工学賞(Scientific & Engineering Award)が贈られることがわかった。同賞の授賞式は、アメリカ・カリフォルニア州ビバリーヒルズにて現地時間2月7日に行われる。

 受賞者は、プロフェッショナル・ソリューション事業本部ビジュアルプレゼンテーション・ソリューション事業部設計3部の筒井一郎氏、武昌宏氏、デバイスソリューション事業本部イメージセンサ事業部ディスプレイデバイス2部の田村光康氏、浅野慎氏の4名。

 マスターモニターとは、放送局などが放送・上映前の映像を最終チェックする際に使用するモニター。今回受賞に至った業務用有機ELマスターモニターは、ソニー独自の「Super Top Emission(スーパー・トップ・エミッション)」構造のフルHD(1920×1080)有機ELパネルを採用し、2011年5月に発売。高輝度な画像や100万:1以上の高いコントラスト、動画ブレや残像が少ない優れた応答性や正確な色再現などを実現している。

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 映画芸術科学アカデミーは、授賞理由について「正確で広色域のモニターは、編集工程で求められる映像を正確に再現できるため、撮影現場においても自信を持ってクリエイティブなイメージを決定できる」とコメントしている。

 そのほか今年は、技術貢献賞(Technical Achievement Award)が『マトリックス リローデッド』のVFXを手掛けたESC Entertainmentのモーションキャプチャー技術「Universal Capture」の開発者などを含めた15の団体や個人に授与され、特別賞であるゴードン・E・ソーヤー賞はドルビーラボラトリーズの役員であり、自身もサウンドエンジニアであるデビッド・W・グレイ氏が受賞している。(編集部・井本早紀)

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