“サスペンスの裏女王”がドラマ裏事情を語る!犯人役を当てるコツも解説!
作家・山村美紗の娘で、“サスペンスドラマの裏女王”とも呼ばれる女優の山村紅葉が14日、都内で行われた映画『ジャッジ 裁かれる判事』のトークイベントに出席。これまでに500本近いサスペンスドラマに出演したキャリアを生かして、サスペンスドラマで必ず視聴率が上がる法則や、犯人役についての裏事情などを紹介した。
本作は殺人容疑を掛けられた元判事の父(ロバート・デュヴァル)と、その弁護を引き受けた息子(ロバート・ダウニー・Jr)が、互いに反目しながらも裁判に挑むさまを描いた法廷サスペンス。映画の内容に絡め、山村はこの日サスペンス談義を展開した。「サスペンスドラマに登場すればするほど、視聴率が上がるものがある」といい、それは「列車」だと説明。「列車が出てくる秒数が長ければ長いほど、視聴率が上がるという伝説が、少なくともわたしたち(関係者)の間では長い間信じられていました」と語っていた。
また、サスペンスドラマでお約束のように登場する入浴シーンについて「土曜ワイドが全盛のころは必ず(午後)10時またぎといって、午後9時から10時の間でチャンネル変えられないように女優さんがお風呂に入るのが鉄板でした」と述べ、「(旅館での撮影の際)タイアップの条件として、ここのお風呂を映してくれという旅館が多かったというのもありますが、だいたいきれいな女優さんか主役級の人が入られた」と列車と並んで入浴シーンも、重要な要素であると力説。
さらに「犯人を推測するコツ」に触れ、「子供の入学とかお受験を控えた女優さんや、結婚前後の女優さんはまず犯人役を受けないので、消去法的に犯人でないと外していける。そんなに無名の人が犯人をやることもないので、そうして探していくと自然と犯人が見えてきます」と明かし、会場を盛り上げていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『ジャッジ 裁かれる判事』は1月17日より新宿ピカデリーほかで全国公開