堤真一&尾野真千子、歓喜!40日間のバリ島ロケ、そしてナオト・インティライミの思い出
映画『神様はバリにいる』で、バリ島に暮らす日本人の大富豪アニキ役で主演した堤真一と、アニキのもとで人生修業をする祥子役の尾野真千子が、バリ島ロケの舞台裏を語った。
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堤と尾野は、2008年の映画『クライマーズ・ハイ』で新聞社のキャップと部下という役どころで共演。以来、堤のことを「わたしの芝居を見ては『面白かった』『よう頑張った』と褒めてくれる兄のような存在」と語る尾野は、今回の共演で「女優として成長した姿を(堤に)見せたかった」という。一方、堤は尾野とは気心も知れた仲だけに、「最初はちょっとテレるかと思っていたけど……」と苦笑いしながらも、「芝居ができる人だからやりやすいし、すぐ絡めた」と評価。劇中でも怪しい風体の堤演じるアニキが、金持ちになるための修行と称して、弟子入りした尾野演じる祥子に、何かとむちゃぶりするが、次々と繰り出されるコミカルなやりとりでも息の合ったところを見せている。
撮影にあたりバリ島に約40日間滞在した堤は「昔の日本を感じるような温かさや、人々が神様に囲まれて、感謝の気持ちを大事にしているバリ島にすごく魅力を感じた」とすっかりバリに魅せられた様子。また、撮影自体も楽しかったといい、2人してムードメーカーとして名前を挙げたのが、ナオト・インティライミ。尾野演じる祥子を追い掛けてバリ島にやって来るストーカーを演じているのだが、ミュージシャンの彼は、自分なりの方法で場を盛り上げようとしたようだ。
「撮影の待ち時間があると、歌しり取りとかカードゲームをやったり。遊び過ぎるのもどうかと思うんだけど、ナオトだから許されるし、みんな夢中になった(笑)。彼の行くところにはどこでも音楽と歌もあって、尾野さんもずっと歌っていたよね」と堤。「そういう堤さんも、みんなが歌っていると参加して(笑)。本当にナオトさまさまでした」と尾野も満面の笑みで振り返る。人との出会いや縁を描いた本作の面白さには、異業種プレイヤーの参加が一役買っていたということか!?(取材・文:前田かおり)
映画『神様はバリにいる』は新宿バルト9ほかで上映中