大島優子が小田急ロマンスカーで車内販売!AKB卒業後初の主演映画はタナダユキ作品
元AKB48で女優の大島優子が主演を務め、『百万円と苦虫女』のタナダユキが監督した映画『ロマンス』が今年秋に公開されることになり、大島が小田急ロマンスカーのアテンダントとして車内販売をしている姿が明らかになった。本作は、大島にとってAKB48卒業後の初主演作品となる。
今回大島が演じたのは、仕事の成績は常にトップでつつがなく業務をこなすロマンスカーのアテンダント、北條鉢子。本作はいつものように新宿・箱根間を往復して東京に戻ってくるはずだった鉢子が、ひょんなことから大倉孝二ふんする怪しい映画プロデューサーとの箱根珍道中へと巻き込まれていくロードムービーだ。
今回公開された特報では、ホームにやって来るロマンスカーを迎えるアテンダントの姿に始まり、「お弁当、サンドイッチ、温かいコーヒーに冷たいアイスクリームはいかがですか」とアナウンスしながらカートを押して車内販売する大島の姿が映し出される。
本作について大島は「こんな穏やかな気持ちで撮影を終えられた作品は初めてでした。それは、タナダ監督、スタッフの方を信じていたからだと思います。撮影を終えた今でも鉢子をいとおしく感じています。皆さんにも“なぜだかいとおしい”と思ってもらえる映画になればうれしいです」と語っている。
大島はグループ卒業後初の映画出演作となった『紙の月』で宮沢りえふんする主人公と同じ銀行で働く窓口係の相川恵子を熱演し、第38回日本アカデミー賞優秀助演女優賞に輝くなど女優として躍進を続けている。実写映画で主演を務めるのは実に6年ぶりとなる本作は、タナダ監督にとっても『百万円と苦虫女』(2008)以来7年ぶりにオリジナル脚本で挑んだ意欲作だ。(下瀬廣洋)
映画『ロマンス』は2015年秋公開