麻生久美子、色気ゼロの地味ヒロインに!園子温×長谷川博己タッグ作に出演!
長谷川博己が主演を務める園子温監督の最新作『ラブ&ピース』のキャストが発表され、麻生久美子と西田敏行の出演が明らかになった。麻生は劇中、長谷川ふんする主人公が恋をする地味なヒロインにふんしており、公開された特報では、ボサボサの髪の毛でメガネをかけた、色気ゼロの姿を披露している。
園監督が血もエロスも封印、初めて特撮を用いた演出に挑戦し、「俺の魂の集大成だ」と豪語する本作。ロックミュージシャンになる夢をあきらめたうだつの上がらないサラリーマン、鈴木良一(長谷川)が、運命的なものを感じてペットにした一匹のミドリガメ「ピカドン」をトイレに流してしまったことから始まる、東京を舞台にした超展開が描かれる。
麻生が演じるのは、良一が思いを寄せる職場の同僚・寺島裕子。職場でうとまれている良一に優しく接する地味で目立たない女性で、衣装合わせを振り返った麻生は「とにかくダサく、色気はゼロで麻生久美子だと分からない感じでやって欲しいと言われたので、今までにない自分を引き出して貰えそうでワクワクしたのを覚えています」とコメント。ドラマ「時効警察」以来となる園監督とのタッグに、「一緒にお仕事出来てとても楽しかったです!」と喜びを語っている。
また西田は、トイレに流されたピカドンがたどり着く地下に住む、謎の老人役で出演。セットでただ一人、人間の共演者もいない撮影に「これで大丈夫なのか」と不安にかられたと告白しつつ、完成した作品については「手に汗握りながら最初から最後まで楽しく観ました」と太鼓判。園作品への出演は2度目、麻生とは映画初共演となる長谷川も「過酷な撮影は、二度と園監督の作品に出たくない! とも思わせましたが、やはりやって良かった! また新たな一面を引き出していただきました」と自信をのぞかせている。
本作にはそのほか。渋川清彦、奥野瑛太、マキタスポーツ、深水元基、手塚とおる、田原総一朗、水道橋博士、宮台真司、茂木健一郎、津田大介、真野恵里菜、神楽坂恵、松田美由紀ら豪華出演陣が集結。また、特撮を駆使したキャラクターたちの声を、星野源、中川翔子、犬山イヌコ、大谷育江ら個性的な俳優・声優陣が担当する。(編集部・入倉功一)
映画『ラブ&ピース』は初夏、全国公開