岡田准一だけじゃない!「永遠の0」向井理の演技を広末涼子が絶賛!
俳優の向井理と女優の広末涼子が23日、都内にてテレビ東京開局50周年特別企画ドラマスペシャル「永遠の0」第1夜試写・制作発表記者会見に出席した。広末は、岡田准一主演で大ヒットした、同原作が基の映画版を引き合いに出し「(主人公の)宮部久蔵は岡田君だけじゃないぞ!」と向井の手腕をたたえた。この日は、多部未華子、桐谷健太、中尾明慶、満島真之介、賀来賢人、金井勇太、渡辺大、中村蒼、伊東四朗ら豪華キャストが勢ぞろいした。
本作は、累計発行部数546万部を突破した、百田尚樹の大ヒット小説「永遠の0」のドラマ化。生きることに執着しながらも、愛する妻と娘を残して自ら零戦に乗り、特攻隊員として命を落とした宮部久蔵(向井)。60年を経て、二人の孫(桐谷、広末)が久蔵の足跡をたどり、その死に隠された真実に迫ると共に、戦争とは、人間とは、愛とは何かを問いかける。
もともと原作のファンだったという向井。それだけに、主演が決まったときは「うれしかった」というが、「原作を読んだときの感想が、結局、宮部久蔵が何だったのかわからない。宮部を取り巻く人たちが、宮部という男を勝手に作り上げているという印象だったので、彼らが語る宮部になることが僕のテーマでした」と述懐。また、「生々しい部分を出していきたい。戦争はただの殺し合いなので、ヒーローは作りたくない。わかりやすい作品にしたくない」という思いをもって臨んだことも明かした。
向井が並々ならぬ気概を持って取り組んだ本作は、2013年に岡田准一主演で映画化され、第38回日本アカデミー賞優秀作品賞のほか、宮部を演じた岡田は主演男優賞を受賞するなど話題が集中。広末は「あちらの宮部久蔵さんは賞を総なめにしそうな勢いですけど、向井さんはそれに勝るとも劣らない宮部久蔵を演じきってくださっている」と向井の演技を絶賛。「テレビ東京さんは『妖怪ウォッチ』だけじゃないぞ! と同時に、宮部久蔵は岡田君だけじゃないぞ! と見せつけてくれる7時間になると思います」とアピールし、会場を沸かせた。
またこの日は、女優・国仲涼子との結婚後、初の公の場となった向井に報道陣から祝福の言葉が飛んだが、向井が結婚の話題に触れることはなかった。(取材・文:鶴見菜美子)
ドラマスペシャル「永遠の0」はテレビ東京系にて、2月11日よる8時54分、14日よる8時58分、15日よる8時54分から3夜放送