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ヴァンパイア版「テラスハウス」!? 奇妙で愉快な共同生活の裏側を監督語る

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監督兼ヴァンパイア役を務めたジェマイン・クレメント!
監督兼ヴァンパイア役を務めたジェマイン・クレメント!

 世界の映画祭で観客賞を総なめにしている話題のニュージーランド映画『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』で、監督兼ヴァンパイア役を務めたジェマイン・クレメントが、同作品について自身のシェアハウス経験などを絡めながら語った。

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 同作は、一つ屋根の下に住むヴァンパイアたちとその友人らが繰り広げるドタバタホラーコメディー。この奇妙で笑えるストーリーやキャラクター設定の多くが、監督や出演者たちの実体験を膨らませてできたものだそうだ。例えば、面倒見の良さが売りのヴァンパイア、ヴィアゴ(タイカ・ワイティティ)は、「『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のイメージもあったんだけど、タイカのお母さんのキャラクターが相当入っていて彼は自分のお母さんを演じているんだよ(笑)」とのこと。

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 他にも、タイカのシェアメイトであったことから、基になった短編作品の撮影の手伝いをしていたスタッフの一人、スチュー・ラザフォードを人間の親友、スチュー役として短編に引き続き出演させ、今作では「ポテトを食べるシーンで、スチューが他のヴァンパイアたちとあまりに違いおかしかったから」という理由で、短編時よりもさらなる大役扱いにしたなど、裏話を聞いているだけでも面白さが伝わってくる。

 日本でシェアハウスがはやり始めていることを知ると、ニュージーランドではシェアハウスが一般的なものであるだけに驚きの様子。シェアハウスの一長一短については「みんなで朝ごはんを食べて、歌を歌ったり、仲のいいやつらと一緒に過ごせるのは楽しいところだけど、やっぱり難しいのは映画の中にもあるようにそれぞれに清潔さの度合いが違うから、そこからあつれきが生まれたりすることもあるし、家の掃除とか役割分担はシェアハウスでは問題になりがちなところだよね」と述べた。

 また、本作はモキュメンタリースタイルで描かれており、コメディアンとしても活躍する俳優勢の個性を生かすために、完全な即興演技で撮影することにしたそう。そこで、監督目線で自身の演技について語ってもらおうとすると、「勘弁してよ! 僕は自分のことをスクリーンで見られないんだ!」と大笑い。最後に、そんなおちゃめな監督は「ウケてほしい! とにかく笑って!」と日本のファンへメッセージを残した。(編集部・石神恵美子)

映画『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』は1月24日より全国公開

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