『アンフェア』完結編、9月公開!全ての謎に決着をつける
篠原涼子がバツイチ、子持ち、大酒飲みだが、検挙率ナンバーワンの敏腕刑事を演じる人気シリーズ『アンフェア』の4年ぶりの新作映画にして、完結編となる『アンフェア the end』が今年9月に公開されることがわかった。前作で元夫の死と引き換えに、国家を裏で操る秘密組織の機密データを手に入れた主人公・雪平夏見(篠原)は、本作で反撃に出ることになり、雪平が刑事になったきっかけである父親殺しの真犯人もついに明らかになる。
雪平が帰ってくる!『アンフェア the end』写真ギャラリー
2006年1月にテレビシリーズがスタートし、テレビスペシャル3本、劇場版2本が製作されてきた本シリーズ。これまでも瑛太、西島秀俊、三浦春馬、香川照之、椎名桔平、江口洋介、山田孝之、大森南朋ら多彩な俳優陣が出演してきたが、今作では前作に引き続き、メインキャストである篠原涼子、佐藤浩市、阿部サダヲ、加藤雅也、寺島進らが出演するほか、最終章を飾るにふさわしい大物キャストがキーマンとして登場するという。また、ドラマから雪平の娘・美央を演じ、現在はAKB48のメンバーとして活躍する向井地美音の出演も決定した。
本作の舞台は、前作『アンフェア the answer』(2011)で描かれた「ネイルガン連続殺人事件」から4年。ある日、転落死体が発見され、現場に駆け付けた雪平は、「アンフェアなのは誰か?」の文字が書かれた一枚のしおりを見つける。それは、10年前の「推理小説事件」から始まる一連の事件で使用されたものと同一だった。さらに、その犯人たちを結び付けていた「×サイト」も復活していることが判明。しかも、転落死体は前作の黒幕・村上克明検事(山田孝之)だった……。
ドラマから数えて約9年がたち、「10年目を迎える前に『アンフェア』を完結させたい」とプロデューサーから話をもらったという篠原は、「私自身も雪平夏見という役は自分を成長させてくれた本当に大切な役でしたので、是非この壮大なストーリーを完結させたいと思い、参加させて頂くことになりました」と出演の経緯を説明。「タイトルにもあるとおり、『the end』ということで今回で本当に物語が終わってしまいます。私も後悔のないよう、全力で雪平夏見を演じたいと思っておりますので皆さん、期待してお待ち頂けると幸いです」と意気込みを語った。
タイトルの『the end』について臼井裕詞プロデューサーは「全シリーズを含めての決着をつける映画ということで、『the end』としてでお届けすることになりました」とコメント。稲田秀樹プロデューサーも「前作は『the answer』ということでしたが、実はあまり答えが出ていなくて、おいおい! と思われた方も多かったかと思いますが、今回は『the end』ということで、今度こそ、うそ裏切りなく終わろうと思っています」とシリーズの完結を明言した。
撮影は今月20日より、すでに都内でスタートし、3月末のクランクアップを予定。監督・脚本は前作同様、テレビシリーズから脚本を担当してきた佐藤嗣麻子が務める。(編集部・中山雄一朗)
映画『アンフェア the end』は9月、全国公開