『キャバレー』のジョエル・グレイ 82歳でカミングアウト
1967年にミュージカル「キャバレー」でトニー賞助演賞を受賞し、映画『キャバレー』でアカデミー賞助演男優賞を獲得した俳優のジョエル・グレイが82歳にしてゲイとであることをカミングアウトした。
Peopleのインタビューで彼は、「レッテルを貼るのは好きじゃない。でも、どうしてもというなら、僕はゲイだ」と明かしている。友人や家族は知っていたらしいが、ジョエルが公に同性愛を認めたのは初めて。
ジョエルは1982年に離婚した妻で女優のジョー・ワイルダーと24年間の結婚生活を送り、2人の子供も生まれている。その1人は映画『ダーティ・ダンシング』のジェニファー・グレイだ。ジョーとの結婚生活は人生で最も幸せだったときだとも語っている。
娘のジェニファーは、「父の人生において、ゲイであるとカミングアウトできる時が来たことをうれしく思います」と語り、年齢にかかわらず、自分に正直に生きる人が今後増えていくことを願っているとコメントしている。
ジョエルはテレビドラマ「バフィ~恋する十字架~」「エイリアス」「OZ/オズ」などでも知られている。(澤田理沙)