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高校生がロボットの全国大会で大学生を破って優勝した実話を描いた作品とは?

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『スペア・パーツ(原題)/ Spare Parts』について語ったジョージ・ロペス
『スペア・パーツ(原題)/ Spare Parts』について語ったジョージ・ロペス

 ABCのシットコム「ジョージ・ロペス」で名をはせたメキシコ系アメリカ人ジョージ・ロペスが、新作『スペア・パーツ(原題) / Spare Parts』について語った。

 本作は、アリゾナ州フェニックスのカール・ヘイデン高校の4人の生徒が、新任教師フレディ(ジョージ・ロペス)の協力を得て、中古車のガラクタを集めてロボットを作り上げ、水中ロボット全国大会で、MITほか強豪の大学を破って優勝するという実話を描いた作品。映画『ソウル・サーファー』のショーン・マクナマラがメガホンを取り、マリサ・トメイジェイミー・リー・カーティスらが共演。

 4人の高校生について「彼らは学校内ではみ出し者で、イジメられていた。そんな4人組と新任教師がロボットのクラブを結成する。もちろん、彼らはそれまでロボットを作ったことはないが、スマートな高校生達だ。彼らは中古車のモーターを使ったり、金物屋に行ってパイプを手に入れ、製作費のある他の大学や高校生などとは違ったものを使用してロボットを作って、大会では大学部門にエントリーして優勝したんだ」と語った。

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 だが、この高校生達は不法滞在者でもあった。「そうだったんだ。このような全国大会で優勝したら、すぐに(ビザの対応をするような)良いことがあると思うが、不幸にも彼らの状況はそうさせなかった。映画でもその点が描かれている。今作では移民問題を扱っていて、構成上、現実的な面にも触れている。でも、例えば映画『ベスト・キッド』が、イタリア系の少年というより、新生活に慣れるのに苦労する少年という観点で、誰もが鑑賞していたように、今作もヒスパニック系の生徒を描いているからといって、ヒスパニック系だけが楽しめる映画ではないんだ」と語った。

 テレビで活躍していたジョージにとって、今作はシフトチェンジなのか。「幸運にもシットコム『ジョージ・ロペス』で成功を収め、トークショーも2、3年放送された。今作では製作も担当したが、マリサ・トメイの参加で、多くの人が興味を示しすべてが変わった。ジェイミー・リー・カーティスは家族との生活からL.A.を離れて仕事をすることはあまりないが、撮影現場のニューメキシコ州に来てくれたりと恵まれた。今作はドラマで、これまでコメディーをしていた僕とは異なっている」と期待できる言葉を残した。

 映画は、ロボット製作で自分の価値を見いだしていく少年を支えたくなる作品だ。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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