中谷美紀が雨男・三浦貴大にチクリ「もう来なくていいと思った」
女優の中谷美紀が31日、都内で行われた主演映画『繕い裁つ人』の初日舞台あいさつに三浦貴大、黒木華、三島有紀子監督と出席した。
壇上に立つと「昨日の雪からうってかわって快晴の中、初日を迎えられたことを本当にうれしく思います」とあいさつした中谷。「撮影中は三浦貴大さんが雨男で、彼が現場に現れると必ず雨が降っていたので、今日の初日はもう来なくていいと思いました」と突然三浦を振り返ってチクリ。
これに黒木も「本当に晴れてよかったなと思います。中谷さんと監督が晴れ女だったので(雨男の三浦に)勝ったなって思いました」と続き、「降っていたら中谷さんに何を言われるかとビクビクしていました」と三浦を恐縮させた。
中谷はまた、三浦の雨男ぶりに加え、“女子力の高さ”に言及。撮影中、料理人さながらに現場で豚汁、鴨汁、中華スープなどを作ってスタッフや共演者に振る舞う中谷のそばで三浦が調理を手伝うほほ笑ましいシーンが何度か見られたようで、三島監督は「三浦君は中谷料理長の指示を受けてテキパキと動いているという感じだった」と明かした。
三浦は「女子力が高いって喜ばしいことですよね?」と苦笑いしつつ、中谷お手製のスープについて「撮影中にもかかわらず鳥団子とかを手で丸めてらっしゃったりした。おいしかったです」とコメント。中谷も「三浦君も白玉とか作ってくれたりして助かりました」と笑顔で応じ、現場での二人の仲のよい“姉弟”ぶりをうかがわせていた。
本作は、祖母が始めた洋裁店を継いで2代目店主となった主人公・市江(中谷)が、「人生で一番自分に似合った服」を仕立てながら、周囲の人々とつながっていく様子を描く感動作。この日は撮影中、中谷が手編みで作成したというケープも紹介された。(取材・文:名鹿祥史)
映画『繕い裁つ人』は公開中