心霊捜査はホントにある? Jホラーの父、「月刊ムー」編集長らが語り合う!
6日、悪霊が引き起こした怪事件を基にした映画『NY心霊捜査官』のブルーレイ&DVD発売記念番組「ニコニコ 真冬の心霊捜査スペシャル」の放送前に記者会見が行われ、映画監督の鶴田法男、漫画家の武富健治、オカルト情報誌「月刊ムー」編集長の三上丈晴、そして元警視庁刑事で犯罪学者の北芝健が心霊捜査について語り合った。
元ニューヨーク市警巡査部長ラルフ・サーキの実体験をつづった手記を、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジェリー・ブラッカイマー製作、『エミリー・ローズ』のスコット・デリクソン監督で映画化した本作。ニューヨーク市警のラルフ(エリック・バナ)と神父のジョー(エドガー・ラミレス)が、悪霊に立ち向かうさまを描き出している。
テレビドラマ化もされた「鈴木先生」の作者であり、大のホラー好きでもある武富は「久々に大規模な、本格的なホラー映画が観られてうれしい」と笑顔。さらにJホラーの父と呼ばれる鶴田も「実話ならではのリアル感がありながらも、怖がらせ方はツボを心得ている。これはぜひおすすめしたい」と絶賛していた。
さらに「これは『月刊ムー』の読者も満足していただけると思う」と語る三上編集長は、「日本でも霊能者に頼んで、事件の解決に導くためのお伺いをたてるということはあったんですよ。もちろん表向きの調書にはそんなこと書きません。例えば犯人の似顔絵を描くプロがいて、その方に警察が協力をあおぐとき、『髪が短い』『二重だった』などの目撃証言などを基に描いていくわけですが、実際は透視して描いていくことは結構ある。もちろん表向きにはそんなことはないことになっていますが」と驚きの証言。
それを受けた北芝は、身内の医者が心霊治療を行っていたことを告白。そのときは、原因不明の病気の患者を隔離し、その人についている何ものかを取り除くためにお坊さんなどと力を合わせて治療を行っていたのだという。「そういうことを間近に見てきたから、自分としてはちっとも不思議じゃない。これはどこでもやっているんだろうと思う。ただそれを言った途端に医師免許を取り上げられてしまうから、みんな怖くてやらないんです。スピリチュアルなものは医師にも捜査官にとってもタブーなんです」と付け加えた。(取材・文:壬生智裕)
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