『ベイマックス』6週連続トップ!『タートルズ』は2位発進!
映画週末興行成績
興行通信社が9日に発表した、土日2日間(2月7日~8日)の全国映画動員ランキングでは、続々と公開される新作を退け、公開8週目を迎えた『ベイマックス』が6週連続で1位をキープ。8日までに累計動員620万人、累計興行収入79億円を突破し、興収80億円が目前となった。
『ベイマックス』に迫るヒット!『ミュータント・タートルズ』フォトギャラリー
マイケル・ベイ製作で、忍者の扮装をしたカメのヒーローたちの活躍を描く『ミュータント・タートルズ』が2位に初登場。全国649スクリーンで公開され、動員16万8,577人、興収2億5,931万4,200円を記録した。劇場には 20~30 代の男性同士や男女カップルをメインに、タートルズグッズを身に着けた子供連れなど、幅広い層が足を運び、女性客の多さも目立ったという。
全国区のヒットとなっているのも特徴で、ローカルにおけるシェアは69%。1990年代に日本でも大ブームとなったゲーム、アニメ、映画、玩具を幼少期に楽しんだファンや、昨年4月から半年間放映されたテレビアニメのファンをベースにしながら、今回の映画公開時のキャンペーンに触れた、多くの若いファンが劇場に詰め掛けたとみられる。
ジョニー・デップ主演のアドベンチャーコメディー『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』は3位に初登場。全国638スクリーンで公開され、土日2日間で動員10万9,854人、興収1億4,444万1,700円を記録。今週は上位3位を洋画作品が占めた。
人気バンド、Mr.Childrenが2014年に開催したファンクラブ限定ライブハウスツアーの模様を収めたドキュメンタリー映画『Mr.Children REFLECTION』は、全国95スクリーン公開で初登場9位となった。
今週末は『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』『テラスハウス クロージング・ドア』『悼む人』『娚の一生』『味園ユニバース』など公開作が多数。『ベイマックス』の独走にストップをかけることができるのかにも注目したい。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2015年2月7日~2月8日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(1)『ベイマックス』:8週目
2(初)『ミュータント・タートルズ』:1週目
3(初)『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』:1週目
4(5)『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』:8週目
5(3)『ANNIE/アニー』:3週目
6(2)『ジョーカー・ゲーム』:2週目
7(4)『エクソダス:神と王』:2週目
8(6)『マエストロ!』:2週目
9(初)『Mr.Children REFLECTION』:1週目
10(10)『映画 深夜食堂』:2週目