これが日本発18禁アニメのハリウッド版!過激でスタリッシュな映像公開!
日本のアニメーションをハリウッドで実写化した映画『カイト/KITE』の予告編が公開された。成人向けに制作され、スタイリッシュな映像表現でカルト的な人気を誇ったアニメが原作なだけに、本編にも過激なシーンが多数。予告編に対しても、映画倫理委員会から注意が入り、大幅な修整を余儀なくされたという。
原作は、1998年にアニメーション監督の梅津泰臣が原案・脚本・キャラクターデザインなどを手掛けたアダルトアニメ。過激な性暴力描写だけでなく、独創的なアクションが展開するスタイリッシュな映像世界が国内外で評判を呼び、クエンティン・タランティーノ監督や『トリプルX』のロブ・コーエン監督などハリウッドのトップクリエイターの心をもわしづかみにした。
当初は、やはり同作のファンであるデヴィッド・R・エリス監督(『セルラー』『ファイナル・デッドサーキット 3D』)の下で映画化が進行していたが、撮影直前、ロケ地である南アフリカのヨハネスブルグにてエリス監督が急逝。その後はラルフ・ジマン監督が後を引き継ぎ、キャスト・スタッフ一丸となって作品を完成させた。
エリス監督と同じく原作のファンであり、本作に出演するサミュエル・L・ジャクソンは、映画『スネーク・フライト』でタッグを組むなど、エリス監督とは親しい仲。その死について、「デヴィッドが亡くなったとき、友人と家族でこの作品を彼にささげようと話し合った。この映画へのデヴィッドの愛情に敬意を払うのはたやすい決断だったよ」と語っている。(編集部・入倉功一)
映画『カイト/KITE』は4月11日より全国公開