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ヴィム・ヴェンダース監督の新作、お披露目の数日前にようやく完成!

第65回ベルリン国際映画祭

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会見を行ったジェームズ・フランコ、シャルロット・ゲンズブール、ヴィム・ヴェンダース監督
会見を行ったジェームズ・フランコ、シャルロット・ゲンズブール、ヴィム・ヴェンダース監督 - Photo:Yukari Yamaguchi

 現地時間10日、第65回ベルリン国際映画祭で『エブリ・シング・ウィル・ビー・ファイン(原題) / Every Thing Will Be Fine』のワールドプレミアが開催され、ヴィム・ヴェンダース監督、ジェームズ・フランコシャルロット・ゲンズブール、ロバート・ネイラー、マリ=ジョゼ・クローズが会見を行った。本作はコンペティション部門にコンペ外として出品されている。

夏公開のヴェンダース監督作『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』場面写真

 過去の名作の特集上映もされている名誉金熊賞受賞のヴェンダース監督、今回の映画祭で3度目の会見となるフランコ、また本映画祭には審査員としてもおなじみのゲンズブールが登場すると、大きな拍手が湧き起こった。

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 本作では、フランコふんする作家を主人公に、十数年の時を経た人と人との関係が3Dで描かれる。ヴェンダース監督は3Dにした理由を「『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』で、ほかに何もなく人がカメラの前にいる、ただ人だけで、圧倒されることに気が付いた」とし、「3Dは全てにおいて、感情においても、効果を拡大させる」と説明。また、長い歳月を見せる本作を「どうやって、傷、トラウマから癒やされるか。癒やしは人生において大切なパートだ」と語った。

 過去に起こした出来事が、当人には思いも及ばない影響を相手に与えているさまが描かれる本作は、編集にも苦労があったようだ。ヴェンダース監督は本作がプレミアの数日前に完成したことを明かし、「ちょっと怖かったよ」と笑った。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

第65回ベルリン国際映画祭は現地時間15日まで開催

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