6歳からプロの名子役が豪快にパン泥棒
映画『イントゥ・ザ・ウッズ』より、赤ずきんを演じるリラ・クロフォードの歌唱シーンが公開され、店員の目の前で豪快にパンを盗みまくっている赤ずきんの姿が明らかにされた。
「赤ずきん」「シンデレラ」「ラプンツェル」「ジャックと豆の木」といったおとぎ話の主人公たちのハッピーエンドのその後を描いた同作。公開されたのは、赤ずきんを演じるリラが、エミリー・ブラントとジェームズ・コーデンふんする夫妻の経営するパン屋を訪れる冒頭部分。腕いっぱいにパンを抱える赤ずきんに対し、夫役のジェームズはなんとかしてお金を払わせようとするが、妻役のエミリーは夫の赤ずきんへの働き掛けを阻止し、むしろ大量のパンを入れるためのバスケットまで提供してしまう。
現在13歳のリラは、6歳からプロとして活躍し、2011年にはミュージカル「リトル・ダンサー」でブロードウェイデビュー。翌年には5,000人のオーディションを勝ち抜いてブロードウェイミュージカル「アニー」の主役を演じ、トニー賞よりも長い歴史のあるドラマリーグ賞にノミネートされるなど大人顔負けの経歴を持つ。今作で映画デビューを果たしたが、これが初めてとは思えないような落ち着きようで、伸びやかかつ美しい歌声を披露している。
監督のロブ・マーシャルは、リラについて「(プロデューサーの)ジョン・デルーカとわたしは、ジェームズ・ラパインが制作した『アニー』でリラを見ましたが、彼女は最高でした。彼女は並外れたシンガーであり、女優であり、コメディエンヌであり、実年齢よりもずっと先をいっています。それはまさに、われわれが赤ずきん役に求めていたことそのものだったのです」と語っており、彼女の才能に心底ほれ込んでいるようだ。(編集部・井本早紀)
映画『イントゥ・ザ・ウッズ』は3月14日より全国公開