『007 スペクター』メイキング映像が公開!待望の劇中イメージが明らかに!
映画『007』シリーズ24作目となる『007 スペクター』から、真冬のオーストリアの雪山で行われた撮影の様子を捉えたメイキング映像が公開され、世界中のファンが待ち焦がれる最新作のイメージが明らかになった。
昨年12月8日にクランクインした本作は、先日からヨーロッパ有数のスキーリゾート地として知られるオーストリアはソルデンの山頂で撮影を敢行。ジェームズ・ボンドにふんするダニエル・クレイグの姿を捉えた初公開写真の背景には、広大な雪景色と共に多数の車両とスノーモービルが写し出されており、壮大なスケールのアクションを期待させる。
シリーズ最高の全世界興行収入を記録した前作『007 スカイフォール』に続く新作なだけに、製作陣のプレッシャーは並々ならぬものがあるはず。しかし映像では、本作のボンドガールを務めるフランス人女優レア・セドゥが「ここは目を見張るような絶景よ。すごく緊張しているんだけど、同時にワクワクしているの」と興奮気味に語るなど、スタッフ・キャストのコメントはどれも自信タップリで、むしろプレッシャーを楽しんでいるかのよう。
プロダクションデザインを務めるデニス・ガスナーは、『スカイフォール』でもタッグを組んだサム・メンデス監督と、雪山でのカーチェイスやヘリコプターによる空撮が可能なロケ地を探して世界中を回ったといい、ようやく見つけたロケ地について「『007』映画の歴史を引き継いで観客を納得させるクオリティーとスケールを求め、たどり着いたのがここなんだ」と語っている。
タイトルにある「スペクター」といえば、過去のシリーズでボンドの宿敵として登場した悪の組織の名称。『女王陛下の007』では、スペクターの首領ブロフェルドのアジトとして、雪に覆われたアルプスはシルトホルン山頂が登場しているだけに、ソルデンのシーンも、物語の大きなカギを握ることは間違いないだろう。
本作にはそのほか、M役のレイフ・ファインズ、Q役のベン・ウィショー、マネーペニー役のナオミ・ハリス、デイヴ・バウティスタ、アンドリュー・スコット、さらにモニカ・ベルッチとクリストフ・ヴァルツが出演。11月の公開に向け、今後もメキシコ、ローマ、モロッコのタンジェやエルフードなど世界中で撮影が行われる。(編集部・入倉功一)
映画『007 スペクター』は11月全国公開予定