スティーヴン・スピルバーグ監督が『アメリカン・スナイパー』の脚本家とタッグ!
スティーヴン・スピルバーグ監督が手掛ける予定の、作家デイヴィッド・フィンケルのノンフィクション「帰還兵はなぜ自殺するのか」の映画化で、映画『アメリカン・スナイパー』のジェイソン・ホールが脚色を担当することがThe Daily Mailや複数のメディアで報じられた。
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同書に主に登場するのは、アダム・シューマン、トーソロ・アイアティ、ニック・デニーノ、マイケル・エモリー、ジェームズ・ドスターの5人の兵士とその家族。そのうち1人はすでに戦死し、生き残った4人も重い精神的ストレスを負っていて、帰還兵とPTSDの問題を浮き彫りにした衝撃作だ。
今のところ、正式にスピルバーグ監督がメガホンを取るかは未定だが、製作には関わる模様だ。現在、スピルバーグ監督は、コーエン兄弟が脚本を執筆し、トム・ハンクスが主演するスパイ映画『セント・ジェームズ・プレース(原題) / St James Place』が編集段階に入り、さらにロアルド・ダールの児童小説「オ・ヤサシ巨人BFG」を実写化する準備段階に入っている。
同様に帰還兵を描いた『アメリカン・スナイパー』は、もともとスピルバーグ監督の製作で企画され、最終的にクリント・イーストウッドがメガホンを取ることになっただけに、この題材にスピルバーグ監督が関心を持っていることは確かだ。本作の撮影は今年の後半期に行われる予定だ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)