加瀬亮&佐藤健が主演男優賞、塚本晋也が監督賞候補入り! - アジアン・フィルム・アワード
第9回アジアン・フィルム・アワードのノミネーションが発表され、俳優の加瀬亮と佐藤健が主演男優賞にノミネート。『野火』の塚本晋也監督が監督賞に、『そこのみにて光輝く』が作品賞にノミネートされるなど、日本勢が数多く候補入りを果たした。
アジアン・フィルム・アワードはアジア映画を対象とした映画賞で、毎年3月に香港国際映画祭の一環として授賞式が開催される。加瀬は作品賞をはじめ4部門にノミネートされた『自由が丘で』、佐藤は『るろうに剣心 伝説の最期編』の演技で主演男優賞候補となり、リャオ・ファン、ラウ・チンワン、チェ・ミンシク、イーサン・ルアンらアジアを代表する人気俳優たちと賞を争う。
『野火』の塚本監督は今回、日本人唯一の監督賞ノミネート。発表を受け、同作のFacebook上に「皆の力を借りてコツコツと作った『野火』。20年以上作りたかった映画です。その映画で、アジアの素晴らしい監督たちと肩を並べさせて頂き、ほんとうに光栄です。このノミネートを励みに、日本公開に漕ぎ着けられたらとおもいます。本当にありがとうございます」とコメントを寄せている。
また、『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』の伊藤英明が助演男優賞、『紙の月』の宮沢りえが主演女優賞、『小さいおうち』の黒木華と『そこのみにて光輝く』の池脇千鶴が助演女優賞にノミネート。『そこのみにて光輝く』は脚本賞の候補にも選ばれ、邦画最多ノミネート作品となった。新人賞候補には『ホットロード』の登坂広臣が選ばれている。
そのほか日本勢では、美術賞と衣装デザイン賞に『喰女-クイメ-』、作曲賞に『TOKYO TRIBE』、撮影賞に『私の男』、編集賞に『サンブンノイチ』、視覚効果賞に『寄生獣』がノミネートされており、受賞への期待が高まる。授賞式は3月25日にマカオで開催される予定だ。(編集部・入倉功一)