ヒロミの骨折を妻・伊代が説明「たいしたことない」
2日、宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー)で行われた『博士と彼女のセオリー』公開記念イベントに出席した松本伊代が、肋骨を骨折した夫ヒロミの状況を報告。2月28日にブログで骨折を明かしたヒロミについて、「スカッシュをやっているときに転んだみたいで。普段通りに生活もしていますし、たいしたことはない。くしゃみをすると痛ててて、とは言っていますけどね」と説明した。
将来を嘱望されながらも、若くしてALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症した天才物理学者ホーキング博士の半生を描いた本作。この日は松本とお笑いコンビ・ピースの又吉直樹が、劇中の衣装をイメージした服装で登場し、トークショーを行った。
さまざまな困難に立ち向かいながらも、ホーキング博士を献身的に支えた妻ジェーンの姿を見た又吉は「明日から結婚の準備をしようと思いました」と感化された様子。また、ヒロミ・伊代夫妻についても、「ヒロミさんもよく伊代さんの話をしていますし、支え合っている感じで憧れますね」と付け加えた。
「年齢的にもいい人がいればいいんですが、モテないんですよ」という又吉に対し、「モテるでしょう。お顔もすてきだし、スポーツもできるし、頭もいいし。何がダメなのかな」と首をかしげる松本。又吉から「そうおっしゃっている伊代さんが半笑いじゃないですか」とつっこみを受けると、「お互い双子座のB型じゃないですか。水瓶(みずがめ)座のA型がいいんじゃないですか? ヒロミさんがそうなんですよ」と提案。「ユー、何座? みたいに聞けば」とノリノリの松本に、「参考にします」と又吉は苦笑いを見せた。
また自身が執筆した純文学小説「火花」が3月11日に出版される又吉には、劇中でホーキング博士を演じるエディ・レッドメインがアカデミー賞主演男優賞を獲得したことに絡めて、「もし賞を獲得したらどんなスピーチをしたい?」という質問が。「ムチャぶりですね……」と戸惑いながらも、「お世話になった人に感謝したいですね。まずはフランケンというあだ名を付けてくれた初恋の女子。それから無表情で無口なのに足が速いという理由から、(機関車)トーマスというあだ名を付けたクラスの女子。芸人になって死神というあだ名を付けてくれた先輩芸人などに」と自虐的に語り、笑いを誘っていた。(取材・文:壬生智裕)
『博士と彼女のセオリー』は3月13日よりTOHOシネマズシャンテほかにて全国公開