「バーバパパ」の作者が死去 82歳
「バーバパパ」の作者であるタラス・テイラーさんが、現地時間2月19日にパリで亡くなっていたことがわかった。82歳だった。Le Figaroほか複数のフランスメディアが報じている。死因は明らかにされていない。
アメリカ人のタラスさんは、フランス人の妻アネット・チゾンと共に絵本「バーバパパ」シリーズを制作。ピンク色の大きな体を変形させることができる「バーバパパ」と彼の家族たちの日々を描く同作は、1970年代に出版され、世界40か国以上で翻訳される大人気シリーズとなった。日本でもアニメ化され、親しまれていた。
「バーバパパ」は夫妻がカフェで出会った際に、まだフランス語がしゃべれなかったタラスさんが、アネットさんとコミュニケーションをとろうと描いた絵が基になったとされている。二人はその後結婚し、パリで暮らしていた。
この訃報に、フランスの漫画家で映画監督でもあるジョアン・スファールは、バーバパパとバーバママが泣いている絵を自身のInstagramに投稿し、タラスさんを追悼している。(編集部・井本早紀)