戸田恵梨香、大泉洋の顔に笑いと涙止まらず「見ないでください」
大泉洋と戸田恵梨香が17日、都内で行われた映画『駆込み女と駆出し男』の完成披露試写会に出席した。イベント中、大泉の顔がツボだという戸田がトーク中に普通に立っている大泉を見て急に笑い出す一幕があり、けげんそうにする大泉をよそに戸田は「見ないでください」と爆笑を続けて客席を不思議な笑いに包んだ。この日はほかに内山理名、神野三鈴、堤真一、原田眞人監督も登場した。
本作は劇作家・井上ひさし氏の小説「東慶寺花だより」を基にした時代劇。江戸時代の縁切り寺を舞台に、離縁調停人が男と女のもつれた愛の糸を解きほぐし、さまざまなトラブルに巻き込まれながら訳あり女たちの再出発を手助けしていくさまを描く。
映画のテーマである「離縁」にちなんで男性の「いい所・悪い所」をテーマにトークが行われた際、駆込み女の一人を演じた戸田は、「女性に手をあげる男性は許しがたいなと思います」とコメント。続いて、ステキな部分について「男性って限定すると難しいんですけど……」と隣の大泉の顔を見るとなぜかいきなり爆笑。
大泉から「女性的な男性とかそういうものですか？」と詰め寄られると、さらにツボにはまった様子で、戸田は「見ないでくださいよ」と笑いのあまりあふれた涙を手で拭き、顔をおおって笑い転げた。そのままトークが中断すると、大泉は「僕の顔を見ると笑ってしまうらしい」とあきれたように語り、「主演に対して『見ないでください』ですからね」とあおって会場を爆笑の渦に包んだ。
その後も戸田の笑いは数分間止まらず、内山は「戸田さんけっこう撮影中でもはまると笑っちゃって、涙を拭いてるシーンを何度も観ました」と笑い上戸な一面を紹介。原田監督いわく「はちみつ」がキーワードとなるあるシーンでも笑いすぎる姿が印象的だったそうで、戸田は「大泉さんと三鈴さんのお芝居が本当に面白くて。台本に『涙をこらえるくらいの笑い』って書いていたけど、涙を隠し切れないくらい笑っていたので三鈴さんに蹴ってもらってカメラから消えたんです」となんともにぎやかなエピソードを振り返った。（中村好伸）
映画『駆込み女と駆出し男』は5月16日より全国公開