田中圭『びったれ!!!』クランクアップ!原作の地・広島ロケに感激
田中圭主演の同名ドラマを映画化した『びったれ!!!』が3月24日にクランクアップを迎えた。原作の舞台でもある広島でのロケを終えた田中は、「主人公の伊武には僕自身も思い入れがありますし、本場『びったれ!!!』の舞台でお芝居ができてとてもテンションが上がりました」と感激もひとしおの様子だった。
本作は、ドラマ化もされた「カバチタレ!」「極悪がんぼ」などの田島隆の漫画を基に、お人好しで頼りないシングルファーザーの伊武努が、司法書士として理不尽な目に遭っている人々を救う姿を描く痛快なリーガルドラマ。1月よりtvk(テレビ神奈川)ほか全国10局で放送されたドラマシリーズが好評を博し、今回映画化されることになった。
映画版でメガホンを取るのは、社会派からピンク映画まで幅広い作品を手掛けてきた金田敬監督。法律実務に身を置く原作者の田島自らオリジナル脚本を共同執筆&全面監修している。
原作にあわせ、映画では広島市西区の広島マリーナホップや広島市佐伯区湯来町、原爆ドーム前を走る路面電車内など、オール広島ロケが敢行され、広島マリーナホップでの撮影には、スタッフとエキストラを含めた約170人が参加。撮影を終えた田中は、「深夜25時台のドラマ(HTVでの放送は24時59分~)にも関わらず多くの方々に観ていただき、とてもうれしく思っています。ついに広島にやって来ました、という気分。よりパワーアップした『びったれ!!!』の世界をお届けしたいという思いで撮影に挑みました」と熱い思いを語った。
一方、ドジな伊武を叱責しながらもサポートするヒロイン・杉山栄子を演じる森カンナは、「撮影では天候に恵まれず大変でしたが、現場はわきあいあいとしていて楽しみながら撮影できました」と述懐。さらに、地元エキストラとの交流について「とにかく広島の皆さんは明るくて、急にセリフを渡されてもアドリブを入れてくる勢いで演じていて、すごいと思いました。みんな肝が据わっているというか(笑)」と和やかに振り返った。(編集部・吉田唯)
映画『びったれ!!!』は2015年秋、公開予定