ブラッドリー・クーパー、『スタア誕生』リメイクを監督か
映画『アメリカン・スナイパー』のブラッドリー・クーパーが、米ワーナー・ブラザースが製作する『スタア誕生』のリメイク版でメガホンを取るかもしれないとDeadlineが報じた。
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『スタア誕生』は、ハリウッドで活躍する映画スターの悲恋を描いた名作。映画スターに憧れるエスターは、ハリウッドで大スターのノーマンに出会い、結婚。エスターがスターの階段をのぼっていく一方で、ノーマンの人気は下降していってしまうというストーリーだ。
オリジナル版は1932年のジョージ・キューカー監督による『栄光のハリウッド』といわれ、これにインスパイアされた『スタア誕生』(ウィリアム・A・ウェルマン監督)が1937年に登場した。1954年にはワーナー製作でジュディ・ガーランド主演のリメイク版(キューカー監督)が公開され、さらに1976年にもフランク・ピアソン監督、バーブラ・ストライサンド主演のリメイク版『スター誕生』が作られた。
当初、新リメイク版の監督には、クリント・イーストウッドが決まりかけており、ビヨンセに出演交渉もしていた。また、クーパー自身も主演男優の話を持ち掛けられていたという。
しかしイーストウッドは、『ジャージー・ボーイズ』を製作するため降板。ワーナーは現在、クーパーに監督のポジションをオファーしているとのこと。クーパーは、ロバート・デ・ニーロと共演することになっている『ハネムーン・ウィズ・ハリー(原題) / Honeymoon with Harry』でも、監督デビューを果たすことを望んでいたが、『スタア誕生』リメイクの監督に決まれば、こちらが初監督作となりそうだ。
ビヨンセへの再オファーは、まだ正式にはなされていない。ニコラス・スパークス原作の映画『一枚のめぐり逢い』の脚本家ウィル・フェッターズが、本作の最新稿を手掛けている。
クーパーは、主演舞台「エレファントマン」のブロードウェイ公演を終えたところ。同舞台は5月からロンドンでも上演予定だ。また、キャメロン・クロウ監督、エマ・ストーンと共演の『アロハ(原題) / Aloha』が今年5月より全米公開予定。(鯨岡孝子)