江口洋介、人生初の角刈り!漁師役でロングヘアばっさり
俳優の江口洋介が、竹野内豊主演の新作映画『人生の約束』で、人生初の角刈りを披露していることがわかった。劇中、富山県・新湊の地元漁師を演じる江口は、現地リサーチの結果、自らのアイデアでロングヘアをばっさり。「実は最初に切ってから、クランクインを待つ間に、もっと大胆に切った方がいいなと思い始め、二度目の散髪をして、さらに短くなりました。クランクインまでもっと日があれば、もっと短くなっていたかもしれないですね」と笑顔で語っている。
本作は、「池中玄太80キロ」シリーズや「点と線」などで知られるドラマ演出の巨匠・石橋冠監督による映画監督デビュー作。富山県・射水市で行われる新湊曳山まつりを題材に、竹野内ふんする全てを失った男の再生を描く人間ドラマで、江口のほか、西田敏行、ビートたけしら豪華キャストが出演する。
江口は、2010年のWOWOWドラマ「なぜ君は絶望と闘えたのか」で石橋監督とタッグ。約3年前、石橋監督から、新湊を周りながら本作の構想を聞く機会があり、「自分も参加できたら」と脚本も読まずに出演を決意。2年後に脚本が上がり、漁師であり四十物町の曳山総代を務める渡辺鉄也役をオファーされた。
今年2月には再度新湊に出向き、漁師の仕事を見学。その際、町で角刈りの男性を多く見かけたことをきっかけに、ここまで短いのは人生初だという、短髪への挑戦を決めた。
「毎日を必死に生きているだろうとイメージすると、シンプルな髪型の方が鉄也らしいと思ったんです。監督に見て貰ったら、『これはいいね!』と気に入ってくださいました」という江口。撮影の合間には自転車で町を走り、地元の人と話し込むなど、すっかり役になじんでいるようだ。今回が初共演となる竹野内が演じるのは、鉄也とは正反対の水と油的存在で、東京でIT関連企業のCEOを務める仕事人間・中原祐馬。物語を通じて二人の関係がどのように変化していくのかにも注目したい。(編集部・入倉功一)
映画『人生の約束』は2016年全国公開