アトランタ五輪爆破事件の悲劇の警備員を描いた映画の監督候補にクリント・イーストウッド!
映画『ジャージー・ボーイズ』『アメリカン・スナイパー』などでおなじみの巨匠クリント・イーストウッド監督が、アトランタオリンピックで警備員を勤めていたリチャード・ジュエルさんを描く映画の監督候補に挙がっていることが、Deadlineによって明らかになった。
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タイトル未定の本作は、『ハンガー・ゲーム』『キャプテン・フィリップス』の脚本家ビリー・レイが、米20世紀フォックスの下、製作を進めている作品で、記者マリー・ブレナーが1997年にVanity Fair誌に寄稿した記事「The Ballad of Richard Jewell」を基に、映画化することになっている。
ジュエルさんは、1996年に米国アトランタで開催されたオリンピックの警備をしていた際に、爆弾の入った不審なリュックサックを発見し、爆発前に多くの命を救ったとして英雄扱いされていた。しかしその後、実は彼が犯人ではないかという誤報が流れ、大変な報道被害を受けた。後に真犯人が捕まり、無実が証明されている。ジュエルさんはその後、2007年に44歳で亡くなった。
ジュエルさんには『マネーボール』のジョナ・ヒルがふんし、レオナルド・ディカプリオが彼の弁護士を演じる予定だ。
イーストウッドはここ10年、米ワーナー・ブラザースと共に仕事をしてきている。そのためこのまま本作のメガホンを取ることは難しいと予測され、ワーナーと20世紀フォックスが共同で製作を手掛けるのかどうかも注目されている。細木信宏/Nobuhiro Hosoki)