藤岡弘、日本の少子化に喝!「危機意識がない」
俳優の藤岡弘、が7日、都内で行われた映画『ドラキュラZERO』ブルーレイ&DVDリリース記念イベントに出席し、自身初となる西洋よろいに身を包んで登場すると、西洋剣術の達人という外国人と即席の殺陣を披露。途中、入り込みすぎて相手の頭を剣で思いっきりたたいてしまうなど、歯止めのきかないパフォーマンスで会場を沸かせた。
西洋よろい姿でいつも以上に気合の入った様子の藤岡は「音がすごいね」と剣でよろいをたたいて見せると、「鉄だね。普段鍛えていないと足が持たないね」とにやり。「本能と言いますかね、男はよろいを身にまとうとやはり一本気が引き締まりますね。気持ちいいですね。男たるもの、こういう気が引き締まる瞬間がないとダメ。心構え一つで人生が変わってしまうからね」としみじみ語った。
さらに眉間にしわを寄せながら鋭い眼光で剣をにらむと「今は何があってもおかしくない世の中。男は絶えず備えを持つ。準備しておく。人生は何が起こるかわからない。起きてからうろたえるより、『あ、来たか』と受け止められるような鍛錬を積んでおくのがたしなみ。備えあって憂いなし」と藤岡流の武士道を披露した。
愛についても、「命を懸けるべきもの。愛するもののために己をささげるのが武士」と述べると、「日本は甘すぎる。男が弱すぎる。野生を奪われて牙を抜かれて、なのに自己陶酔しているようなやつが多い。危機意識がない。男の使命というものをもう1回自己検証してほしい」と会場の男性たちをギロリ。「少子化の問題もあるしね、自身の血筋を絶やさないよう、頑張ってほしい。責任と使命を果たすのが男」とげきを飛ばしていた。
『ホビット』シリーズのルーク・エヴァンス主演の本作は、これまで悪役として描かれてきたドラキュラを、身も心も悪にささげてでも愛する者たちを守り抜こうとするダークヒーローとして描いたアクションエンターテインメント。(取材・文:名鹿祥史)
映画『ドラキュラZERO』ブルーレイ&DVDは8日発売