バカボンvs.ネロ&パトラッシュ映画に世論真っ二つ「批判も受けている」
4日、映画『天才バカヴォン ~蘇るフランダースの犬~』公開記念プレパーティが赤坂BliTZで行われ、監督・脚本・バカボンのパパの声優を務めた「秘密結社 鷹の爪」シリーズのFROGMANと映画のオープニングテーマを担当した名古屋発のアイドルグループ・チームしゃちほこ(秋本帆華、咲良菜緒、安藤ゆず、大黒柚姫、坂本遥奈、伊藤千由李)がイベント前に囲み取材に応じた。
本作は、故・赤塚不二夫さん生誕80周年企画として製作された、国民的人気ギャグマンガ「天才バカボン」初の長編映画。人気アニメ「フランダースの犬」とコラボレーションし、今まで自分たちを虐げてきた人間に復讐(ふくしゅう)するため悪事を繰り返すネロとパトラッシュに、バカボンのパパをはじめとするバカボン一家が戦いを挑むさまを描く。
「バカボン」と「フランダースの犬」という奇想天外な組み合わせに「見事までに世論は真っ二つに分かれました」というFROGMAN。「型破りだと評価していただける一方、何で名作を汚すんだという批判も受けている」と反響の大きさを語ると、「赤塚不二夫先生自身も、波紋を呼ぶようなことをいっぱいやってきた。先生に“普通だね”って言われないように、そして先生の名前を汚さないような作品にしようと努力しました。自信を持って薦められる映画です」と胸を張った。
FROGMANらしい作品の一役を担っているのが、チームしゃちほこが歌うオープニング曲「天才バカボン」だ。「今勢いがあって、わけのわからない歌を歌える人というイメージにぴったりだった」とFROGMANが賞賛すると、劇中でウナギイヌの声を務めた秋本は「CSで『天才バカボン』は見ていたので、作品に関われてうれしかった」と笑顔。坂本も「昼のライブでみんなが『いいのだ~いいのだ~』って歌ってくれました」とチームしゃちほこ版「天才バカボン」の出来に満足そうな表情を浮かべていた。(磯部正和)
映画『天才バカヴォン ~蘇るフランダースの犬~』は5月23日より新宿バルト9ほか全国公開