黒木瞳が初の政治家役!大臣と呼ばれ「快感」
女優の黒木瞳が4日、都内で行われた連続ドラマW「スケープゴート」(WOWOW)の完成披露試写会に石丸幹二、古谷一行、佐々木希、原作者の幸田真音と出席した。権力と嫉妬が渦まく永田町を舞台に、女性政治家・三崎皓子(黒木)が、日本初の女性総理のポストへ突き進んでいく姿を通して、女性の登用や、真のリーダー像を問い掛ける社会派政界ドラマだ。
石丸は初共演の黒木について「黒木さんはかわいらしいところがあって、最初は総理大臣には見えないんですが、撮影でご一緒していますと、毅然として芯の強い女性像がしっかり現れてくるのがさすがと思いました。そして、素晴らしい総理大臣になっていきます。皆さんご期待ください」と太鼓判。だが黒木から「それ、いいんですか?」とネタバレを突っ込まれ、「あっ!! なっていくかもしれません、なったらいいなあ。今日だけ、ここだけの話です」としどろもどろとなり、会場は爆笑の渦に巻き込まれた。
政治とは無縁の大学教授だった皓子(黒木)は、テレビ局役員・矢木沢峻(石丸)や政権奪還のため皓子に近づく大物政治家・山城泰三(古谷)の誘いを受け、果敢に転身していく。政治家にふんするのは今回が初の黒木が「『大臣、大臣』って呼ばれて、最初は『わたしのこと?』って思っていたけど、そのうち、それが快感になってしまいました」と振り返ると、古谷も「いつも間にか高齢の役ばかりになったなと、(共演の)西岡徳馬さんと話していた。ここ4本くらい、役で続けて胃ガンになったりしている」と話すなど、今後の展開に関わりそうな発言の連発となった。
宝塚歌劇団(黒木)と劇団四季(石丸)の元トップスター同士の共演が実現した本作。イベントでは、黒木が当選だるまの右目に「黒き瞳」を墨で入れてヒット祈願をした。(取材/岸田智)
連続ドラマW「スケープゴート」は4月12日よりWOWOWにて放送開始(毎週日曜夜10時、第1話無料放送)