哀川翔、“ゾンビ”宮川大輔に一発デッドボール!マウンドで大乱闘!
俳優の哀川翔と芸人の宮川大輔が8日、東京ドームで行われた、プロ野球・北海道日本ハムファイターズ対埼玉西武ライオンズ戦の始球式に出席した。芸能生活30周年記念作品『Zアイランド』のプロモーションのため登場した哀川は、宮川ふんするゾンビたちと劇中さながらの大乱闘を繰り広げ、球場を盛り上げた。
品川ヒロシ監督がメガホンを取った本作で、元ヤクザの宗形を演じる哀川と、宗形やその仲間を襲う絶対死なないスーパー人間“Z”(ゾンビ)を演じる宮川。この日は、哀川がピッチャーとして、劇中と同じ完璧なゾンビメイクを施した宮川がバッターとしてZ軍団を引き連れて登場すると、球場は大歓声に包まれた。
そんな中、マウンドに立った哀川が大きく振りかぶった一球は、ノーバウンドで宮川の右腰にクリーンヒット。怒りをあらわに襲い来る宮川とZ軍団をなぎ倒しながら逃げまどう哀川の様子は映画そのもので、最後は、審判からレッドカードを突き付けられて全員退場となったが、やり切った感の哀川は、爽やかな笑顔で球場を後にした。
その後の囲み取材で哀川は、「疲れたよ~長かったね」とグチをこぼしつつ、「面白い始球式だったよ」と満足気な表情。もちろん、デッドボールは台本通りで「こんなに上手くいくとはね」と大喜び。投球については「結構、真面目に投げたんだよ。ストレートでいい球だったね。100キロくらいは出てるんじゃない?」と上機嫌。ブルペンで20分ほど練習をしただけで本番に臨んだといい、宮川も「あそこで当てるのが哀川翔さん! ナイスボールでしたよ」とベタ褒めだった。
本作は、あるクスリによって島民たちが次々とゾンビ化した孤島・Zアイランドが舞台のアクションエンターテインメント。元ヤクザの宗形(哀川)とその仲間たちが、ゾンビや昔の抗争相手と死闘を繰り広げながら島からの脱出を図るさまが、アクション、笑い、感動を詰め込んで描かれる。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『Zアイランド』は5月16日より全国公開