広瀬すず、細田監督最新作で声優に初挑戦!ヒロイン役に決定!
細田守監督の最新作『バケモノの子』で、女優でモデルの広瀬すずが声優に初挑戦することがわかった。広瀬は同作でヒロイン・楓役の声優を務めている。
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細田監督が『おおかみこどもの雨と雪』以来、約3年ぶりに製作した本作は、動物のようなバケモノが住む「渋天街」と人間界の「渋谷」を舞台にした冒険活劇。ある事をきっかけに両親と離れ離れになった9歳の少年・九太が、“バケモノ”の熊徹に弟子入りしたことで修行や冒険の日々を送るさまが描かれる。
広瀬が担当する楓は、人間界の渋谷にある進学校に通う女子高生。成長し青年となった九太に出会い、彼に人間界などを含めた世界の広さを知るきっかけを与えることになる。9歳のころから熊徹を師とし渋天街を中心に過ごしてきた九太に対して人間界での師匠的な役割を持ち、共に新しい生き方を模索していくパートナーとしても活躍するほか、九太との淡い恋愛模様も展開していく。
アフレコを振り返り、「声のお仕事は初めてでしたが、会話の尺も決まっているし、自分のニュアンスと絵の表情が微妙に違ったりもするので難しかったです」と語る広瀬。「せりふ以外の吐息やアドリブのリアクションなど、絵に合わせないと違和感が生まれてしまうので、そういったことを考えながらお芝居をしたのは今までにない経験です」と苦労したことを明かしつつも、この挑戦で「非現実的な世界観だからこそ、役者さんたちがリアルに近づけることで感動を与えることができる、と今回の経験から学びました」と新たな発見があった様子。
細田監督は広瀬の印象について、「すごい才能の方だな」と思ったといい、アフレコを通して「想像以上の素晴らしい表現力でひっくり返りました」と述べる。また「演技とか、芝居という一面的な部分だけじゃなくて、その表現力のダイナミックさ、情報量の多さに、なんでこんなことができるんだろうと、現場で驚くことが多かったです」とコメントしている。(編集部・井本早紀)
映画『バケモノの子』は7月11日より全国公開