桐谷美玲、大学卒業で新たな一歩「今まで以上に頑張らないと」
17日公開の映画『恋する・ヴァンパイア』(・はハートマーク)で、ヴァンパイア一族に生まれながら人間に恋をしてしまった女の子を演じた桐谷美玲。女優・モデル・キャスターと幅広い分野で活躍する傍ら、7年かけて通った大学をこの春に無事卒業し、新たな一歩を踏みだした桐谷が現在の心境を語った。
多忙な仕事の合間を縫って学業を続けた桐谷は「卒業までに7年かかりました。今は解放感ではなく達成感がすごいです」と充実した表情。自身が置かれている状況を踏まえつつ、「卒業したからといって自分の時間が増えるわけではありません。勉強に当てていた時間が、仕事の時間に変わるだけかなあって。もちろん、より多くの仕事に関われるのはうれしいですよ。その分、今まで以上に頑張らないといけませんね」と意欲を見せた。
一般の学生なら卒業旅行に行くところだが、その時間はもちろんなし。それでも「同期の友達やゼミの先生が、わたしのために卒業パーティーを開いてくれるらしいんですよ。まだ時期は決まっていませんけど、わたしのスケジュールに合わせてくれるそうで。すっごく楽しみです!」と普通の学生らしい一面ものぞかせる桐谷。「大学を卒業して25歳になった今、いろいろな作品や役と出会いたいですね。お母さん役とかもそろそろあるのかなあ。年齢的に役の幅が広くなってきたことは、率直にうれしく感じています」と目を輝かせた。
昨年末、米映画サイトTC Candlerが毎年発表している「世界で最も美しい顔100人」で日本人トップとなる第8位にランクインしたことについてもズバリ聞いてみると、「とても光栄なんですけど、率直に言えば『どうしてわたしが?』って感じです(苦笑)。何て言うんでしょう……。誰がどういう基準で選んでくださったのかわからないですし。本当にありがたいことですけど、正直、実感がないんですよね」と本音を明かした。
また、本作では韓国や香港など国際色豊かなキャストと共演しているが、自身の海外進出については「ないです!」ときっぱり。「海外の作品に出演するということは、当然、外国語を使って演技するわけですよね。それだけでも大変なのに、わたし、かなり人見知りなんですよ。仕事の経験としてはもちろん貴重なものになるはずですが、現時点では積極的に海外で活動したいという思いはありません」と強調していた。(取材・文:大小田真)
映画『恋する・ヴァンパイア』は4月17日より全国公開