佐々木希、舞台に初挑戦「とても緊張」

　モデルで女優の佐々木希が、竹中直人と生瀬勝久による「竹生企画」の第2弾「ブロッケンの妖怪」で舞台に初挑戦することがわかった。佐々木は「私が舞台に立つ日がくるなんて、夢にも思いませんでした。今からとてもとても緊張しております」と心境を明かしながらも、「お芝居もまだまだ未熟な私ですが、竹中さん、生瀬さんを始めとするキャストの皆様から沢山の事を吸収したいと思います」と意気込んでいる。

　2011年に個性派俳優であり、クリエイターでもある竹中と生瀬がタッグを組み、話題を呼んだ「竹生企画」の第1弾「ヴィラ・グランデ 青山～返り討ちの日曜日～」から4年、前作に続き人気劇作家・演出家の倉持裕を作・演出に迎えた本作。霧の濃い日に、ある孤島にぽつんと一軒建っている大きな洋館の影が霧に映り、海の上にもう一つの洋館が現れるという“ブロッケン現象”を取材に来た絵本作家の打越（竹中）と担当編集者の黒柳（生瀬）を中心に、不思議な物語が展開するホラーコメディーだ。

　島の洋館の娘・小真代役で初舞台を踏む佐々木は、2009年に自身が初出演した連続ドラマ「神の雫」でも共演した竹中について「今回の初舞台でも共演させて頂けることにご縁を感じています。尊敬する多才な方ですが、撮影の合間は、お茶目で気さくで魅力的で、またお会いできると思うと楽しみです」とコメント。最近、バラエティー番組の収録現場で一緒になったという生瀬については「周りの方とも自然にコミュニケーションを取っていらして、優しくて素敵な方だと感じました。稽古場でもたくさんお話しできたらと思います」と印象を明かした。

　昨年、ドラマ「黒服物語」でも佐々木と共演していた竹中はその際、佐々木に「無限の可能性」を感じたといい、「きっとコメディーセンスも持っている女優だと思うのでかなり期待しています。初舞台だからと恐れず思い切って演じて欲しいと思っています」とエール。生瀬も「同じ俳優ですので偉そうなことは言えませんが、舞台を好きになって頂きたいです」と期待を寄せている。

　舞台「ブロッケンの妖怪」は10月下旬より、東京・シアタークリエ、シアター1010ほか全国各都市公演を予定（詳細は公式サイトにて順次公開）。そのほかの出演は大貫勇輔、田口浩正、高橋惠子ら。（編集部・中山雄一朗）