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「ビバリーヒルズ高校白書」のジェイソン・プリーストリー、長編映画監督デビュー作を語る

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長編映画初監督となったジェイソン・プリーストリー
長編映画初監督となったジェイソン・プリーストリー - Dave Kotinsky / Getty Images

 テレビシリーズ「ビバリーヒルズ高校白書」のブランドン役で人気を博したジェイソン・プリーストリーが、長編映画監督デビューを果たした話題作『カス&ディラン(原題) / Cas & Dylan』について語った。

ジェイソン・プリーストリー出演『氷の接吻』シーン写真

 本作は、がんで余命わずかと知った医者カス(リチャード・ドレイファス)が、西海岸へ一人旅に出ようとした矢先、病院で出会ったヒッチハイカーの女性ディラン(タチアナ・マズラニー)を車に乗せたことで、彼女に翻弄(ほんろう)されていくというストーリー

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 近年、製作兼テレビシリーズ監督を務めてきたジェイソンが、長編映画を製作した経緯は「実は『ビバリーヒルズ高校白書』時代からテレビ監督をしてきたため、監督経験は意外に長いんだ。ただ、最初に作る映画はちょうど良いサイズ(独立系)のものにしようと思っていて、そのサイズに負けない内容の題材をずっと探していたときに、この脚本に出会ったんだ。この脚本は、ハッピーエンディングではなく、ためらうことなくエンディングが描かれていたのが良かった」と明かした。

 年齢の離れたカスとディランの交流が魅力的だ。「人はお互いに異なる点を持っていても、お互いが学んだり、教えたりすることはできるはずだ。そうすることが、異なる点を持つことよりも重要な場合が人生にはある。それをテーマに今作を描いたんだ。さらに全く予想できないときにこそ、友情関係が生まれたりすることもある」と経験上から語った。

 脚本家ジェジー・ゲイブについて「彼女はよくセットを訪れ、シーンがうまくいかなかったり、せりふがイマイチと思ったら、その場で僕は彼女に脚本を変更させていた。個人的に撮影中さまざまなことを懸念していたため、彼女が一貫性のあるストーリーを確かめながら撮影に参加してくれたのは助かった」と感謝した。

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 さらにリチャードとのタッグは「正直、撮影初日は、彼の俳優としてのキャリアに少々おびえていた。でも、最初の1日で恐怖が去った。僕自身も多くのショットを毎日こなさなければならず、それにリチャード自身もプロで、コラボレーターとしては最高だったからだ。彼は毎日さまざまなアイデアを持って来て、共演のタチアナとは撮影1週間前からリハーサルに参加して信頼を得ていたため、2人とも即興演技をしてくれた」と振り返った。

 映画は、死期の迫った医者が、自分の人生に真剣に向き合うことを避けてきた若者に教訓を与える姿に共感が持てる。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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